「いつ買うの? 今でしょ!」な外国旧車3選 “コスパ良し”と断言できる理由 5年後には高騰してるかも?

日本でも人気を博したイギリス製小型大衆車「ミニ」

「クラシック・ミニ」は1959年にBMCから発表されたFF(フロントエンジン・前輪駆動)小型乗用車で、開発者はアレック・イシゴニスです。その後、生産・販売会社の名前を変えながら40年以上の長きにわたって生産が続けられました。

 日本で流通しているミニの多くが1980年代末~1990年代に輸入されたローバー「ミニ」です。排気量は1リッターと1.3リッターのものがあり、キャブレター車のほか年式の新しいクルマであればインジェクション車も流通しています。変速機はMTとATがありました。現在の中古車相場は100~200万円ほどで、ATの方が相場はやや安めです。

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新車で買えるクラシックテイストのクルマとして1990年代に人気だったローバー「ミニ」。当時、国内にまとまった台数が輸入されたので中古市場に流通する車両も多い。かつては40~50万円で購入できたが、徐々に中古車相場は上がっており、程度の良い個体は100~200万円ほどで流通している(Defacto CC BY-SA 2.5、via Wikimedia Commons)。

「ビートル」と同様に「ミニ」も専門店が全国にあり、パーツの入手性・価格ともに良好です。購入時に注意すべきポイントはボディの腐食のほか、足回りのヘタリです。「ミニ」は一般的なコイルバネの代わりに「ラバーコーン」と呼ばれるお椀型のゴムをサスペンションに使用しています。

 これは3~4年でヘタって車体が前下がりとなり、放置していると下回りをぶつけるので定期交換が必要です。また、電装系が弱いため、点火不良や加速不良を起こすことがあります。こういった理由から「ミニ」の中古車は専門店での購入が望ましく、手に入れた車両に不具合が生じた場合は、一度専門店でチェックしてもらうと良いでしょう。

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