「いつ買うの? 今でしょ!」な外国旧車3選 “コスパ良し”と断言できる理由 5年後には高騰してるかも?

入門用スポーツカーとして今も愛される「MG-B」

「MG-B」は1962~1980年まで製造されたイギリス製のオープンスポーツカーです。コンベンショナルなFR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトに、信頼性の高い1.8リッターエンジンを搭載することから、スポーツカーの入門用として世界的な人気車種となっています。

 現在、中古車市場で流通しているのは後期型の「ウレタンバンパー」と呼ばれるモデルで、これをベースにメッキグリル&バンパーの前期型にカスタムした「コンバージョンモデル」も存在します。中古車相場はここ数年で高騰しており、中心価格帯は150~300万円程度です。

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スポーツカーの入門用、あるいは初心者向けの旧車として世界的に人気のある「MG-B」。国内外にパーツは豊富にあり、オリジナルパーツにこだわらなければアフターパーツで新車が組めるほど。少し前まで後期型の「ウレタンバンパー」なら100万円前後で購入できたが、ここ1~2年で相場は高騰しており、程度の良い個体を買うには200万円程度が必要。今後も値上がりが予想されるので、欲しい人はお早めに!(Rundvald CC BY-SA 4.0、via Wikimedia Commons)。

 購入時に注意すべき点はミニと同じくボディの腐食と電装系です。イギリス車の専門店は全国にあり、パーツの価格は安価で、入手もしやすいので、旧車初心者でも維持するうえで苦労が少ない、おススメ車種といえるでしょう。

 前述したこれら3車種は、国内にまとまった台数が輸入されたこともあって、旧車ブームの現在でもまだまだ現実的な金額で購入が可能です。おまけに構造はシンプルで、維持するのに必要なパーツは現在でも生産されているほか、全国に専門店があるので、維持・補修が比較的容易で、パーツの入手に四苦八苦する国産旧車を買うよりも維持しやすいのです。

 それでいて冒頭に記したように、100~200万円程度の予算があれば、まずまずのコンディションの中古車が買えるというのは、大きなメリットです。旧車をあまり負担なく所有したいと思っている人こそ、これら3車種のオーナーに是非なってみてください。もしかしたら、日々の生活に彩を与えてくれるかもしれません。

【了】

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Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)

自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか

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