「東京を縦断する貨物線」が激変!? 旅客化に“バス案“が急浮上 所要時間や運行本数の想定も明らかに
「ボトルネック区間」は一般道を走行も
道路で整備する場合は、「全線専用道」で整備するケースと、「専用道+一般道」で整備するケースを検討し、単線運行が見込まれています。
「専用道+一般道」のケースは、高砂踏切より南側から一般道を走行し、ボトルネックとなる場所を避ける想定です。一般道の走行区間では、国道6号の「中川大橋東交差点」を道路信号に従い横断し、金町駅は北口駅前広場に発着します。
これならば、ボトルネックとなっている国道6号と新金線が交差する新宿新道踏切は“そもそも通らない”ことになり、金町駅付近も高架で整備する必要はありません。
運行本数は、1時間あたりピーク時10本、オフピーク時6本を想定。所要時間は「全線専用道」の場合は約26分、「専用道+一般道」の場合が約28分となる見込みです。
車両は環境性能に優れたEV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)の導入を検討していく方針ですが、EVやFCVの連節バスは国内メーカーが製造していないため、海外製車両の輸入についても検討が必要としています。
区は今後、連節バスによる旅客化検討を深度化し、概算事業費、需要予測、費用便益分析、事業スキーム、収支採算性の試算を行う予定。その後、鉄軌道案を含めて比較評価や事業性向上策の検討を行うとしています。
【了】
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