アメリカ版新幹線「もしトラ」でまさかの“塩漬け”か?「トランプさん日本の鉄道を称賛したはずじゃ?」

次のアメリカ大統領選挙でトランプ前大統領(共和党)が勝った場合、目の敵にするバイデン大統領(民主党)が積極的に支援してきた高速鉄道建設への補助を打ち切るなどの“塩対応”に転換するとの見方が浮上しています。

米本土で相次ぐ高速鉄道計画

 アメリカでは現在、雨後のたけのこのように高速鉄道の建設計画が表面化しています。西海岸のカリフォルニア州南部と、カジノで有名な西部ネバダ州ラスベガスを最高速度約320km/hの列車で結ぶ「ブライトライン・ウエスト」が今年4月に着工しており、ロサンゼルス~サンフランシスコ間を将来結ぶことを目指した「カリフォルニア州高速鉄道事業」も一部区間が建設中です。

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2024年11月に行われるアメリカ大統領選挙で、共和党候補となっているドナルド・トランプ前大統領(画像:ホワイトハウス)。

 また、JR東海が支援して南部テキサス州のダラス~ヒューストン間に専用軌道を建設し、東海道・山陽新幹線などで使われているN700Sをベースにした列車によって1時間半弱でつなぐ計画に対しては、アムトラックが2023年8月に支援を表明しました。なお、この計画には日本メーカーの日立製作所と三菱重工業、NEC、東芝インフラシステムズも支援を表明しています。

 このように、高速鉄道に対する機運が高まった背景には、連邦上院議員時代の36年間にわたってアムトラックで通勤し、「アムトラック・ジョー」の愛称を持つ現職の大統領、ジョー・バイデン氏の存在があります。

 バイデン大統領は、高速鉄道ができればマイカーや航空機から利用者が移行して脱炭素化が進み、雇用創出にも一役買うと評価。2021年11月に成立した総額1兆ドル(現在のレートで約148兆円)規模のインフラ投資法に基づき、補助金の拠出も決めてきました。

【ちょっと古臭い?】アムトラックが運行する高速列車「アセラ」です(写真)

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