• 2024.10.18
• 乗りものニュース編集部

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トーヨータイヤは、同社製の小型EVトラック専用タイヤ「NANOENERGY M151 EV」と「NANOENERGY M951 EV」がシリーズとして2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。

デザインと性能が評価され受賞

　トーヨータイヤは2024年10月16日、同社製の小型EVトラック専用タイヤ「NANOENERGY M151 EV」と「NANOENERGY M951 EV」がシリーズとして2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。

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　グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。日本を代表するデザイナーや建築家で構成される審査委員会が、幅広い領域のデザインを評価しています。

　今回受賞したタイヤシリーズは、トーヨータイヤが初めて開発した小型EVトラック専用タイヤです。EV市場が拡大する中、夏用タイヤと冬用タイヤの2商品を開発し、すべてのシーズンに対応できるように設計されました。

　両商品ともに、EV特有の高トルクによる摩耗を抑制するために、EV専用の非対称トレッドパターンを採用しており、リブパターンが耐摩耗性能を、ブロックパターンがトラクション性能を向上させる仕組みとなっています。また、独自の「Nano Composite Polymer」を用いることで、ゴムコンパウンドのエネルギーロスを抑え、転がり抵抗の低減と耐摩耗性能の両立を実現しています。

　このデザインコンセプトは、EV化が進む輸送業界において、タイヤへの新たな負荷に対応する点が高く評価されました。特に、従来のディーゼル車とは異なるEVの特性に合わせたゾーニング・デザインが、審査委員会から秀逸であると称賛されています。さらに、性能と耐久性の両面での向上も評価の決め手となったそうです。

　トーヨータイヤは「今後もマーケットの情報を広く収集し、タイヤに求められる性能とデザイン性を両立させた付加価値の高い商品開発に取り組んでまいります」とコメントしています。

【了】