まもなく延伸「東海環状道」ついに公開! 新たな終点“三重県の最北”が激変!? 鉄道が果たせなかったコト

東海環状道の“左下”がまもなく延伸。三重県最北のICが新たな終点となります。鉄道もここで終点となる県境の街はいま、産業が集積し“激変”していました。

東海環状道を活かした「岐阜の前線基地」に

 東海環状道の開業を見据え、いなべ市は市役所をいなべIC近くに移転し、防災拠点を整えました。

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日沖 靖いなべ市長。いなべICで建設中の料金所をバックに(乗りものニュース編集部撮影)。

「岐阜へも、滋賀へも、東海環状道を使ってここから物資の補給ができます。東日本大震災のときには、山あいの岩手県遠野市が三陸沿岸への前線基地となりましたが、その立ち位置を(東海地方で)担うのが、いなべ市です」(日沖市長)

 山の東の岐阜県海津市方面は、歴史的に水害に見舞われた海抜ゼロメートル地帯が広がる“輪中地域”です。災害時を想定し、そこからいなべ市へ避難する訓練も、すでに行われているのだとか。

 さらに、NEXCO中日本はいなべICに雪氷対策の基地を設けるといいます。山の北側の関ケ原は豪雪地帯ですが、いなべ市は「年に数回降る程度」とのことで、まさに冬の前線基地ともなります。

 ただ、やはり県境を越えて養老ICまでの(名神以南)全線開通が待ち遠しいところ。その時期は2026年度の予定ですが、県境を貫く養老トンネル工事で湧水が発生しており、対策を話し合っている最中だといいます。延期の可能性もなくはない、といった状況です。

 養老まで開通し名神高速に接続すると、たとえば「伊勢湾岸道から北陸道へ」「三重から愛知を通らず東海北陸道へ」といった、これまで考えられなかったような流れが生まれます。いなべ市がその経路になり、防災における優位性も本領を発揮することになります。

 ちなみに、東海環状道の名神以南、新四日市IC-養老JCT間で既にある3つのIC(東員、大安、養老)は全て「ETC専用化」されており、いなべICも開業時からETC専用となります。この区間は「ETCがなければ通過するしかない」となる見込みです。

【もうちょっと!】これが「東海環状道の最新区間」です(地図/画像)

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