トヨタ随一の“珍車”!? 頭トラック・胴体ハイエースな「ダイナルートバン」は一体“何用車”なのか?
前から見ればトラック、後ろから見れば「ハイエース」という不思議なルックスの商用車がトヨタ「ダイナルートバン」です。なぜわざわざ、2つのクルマを“合体”させたのでしょうか。実は細かなニーズに応える絶妙な提案でもありました。
「ダイナ」のフロントと「ハイエース」のリアを大胆にも合体
街中を走っていると、ときどき見かける頭デッカチの不思議なバン。前から見ればトラックだし、後ろから見ればまるでハイエース。違和感はあるものの、そのヘビーデューティな感じがカッコ良くさえ感じます。オールペンでカーキ色やベージュにでも塗り替えれば、オシャレなアウトドア仕様車にもなりそうな印象です。
この不思議なクルマは「ダイナルートバン」というモデルで、まさにフロント部分はトラックの「ダイナ」、リア部分は「ハイエース」を流用したもので、この2つを繋ぎ合わせたことで「頭デッカチ」になっているというわけです。
しかし、ここで素朴な疑問も浮かびます。この「頭デッカチ」の「ダイナルートバン」は一体「何用車」なのかということ。
荷物を積んで運ぶのであれば、「ハイエース」でも十分でしょうし、トラックとしての機能を求めるのなら普通の「ダイナ」で良いでしょう。
なぜ、「ダイナ」と「ハイエース」をわざわざ合体させる必要があったのでしょうか。その理由はさらなる最大積載量と重厚さのニーズに加え、「囲って運びたい」という架装ニーズへ対応するためでした。
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