「踊り子キラー」になる日も近い? 「空飛ぶ船」こと高速ジェット船がめちゃくちゃ速かった! 船内まで飛行機っぽさ満載!?
航空機さながら シートベルト着用サイン
この日は貨客船「さるびあ丸」が運休だったため、普段は伊豆大島行きのところ、当日は利島、新島、式根島を経由して、神津島までジェット船で運航されました。総トン数165トンの小さな船体で、竹芝客船ターミナルの停泊時でも小刻みに揺れました。
座席は進行方向に向けられたクロスシート。コンセントやリクライニング機能はありませんが、バケットシートで、体を包み込むような着座感です。付帯サービスは背面テーブルと網袋、窓側のみ座席上の荷物棚です。
なお、大型荷物スペースやサーフボード置き場もあり、離島への輸送にも配慮されています。船内にはモニターも備わり、船内案内や島の観光情報を流していました。着席すると「シートベルトをお締めください」と、放送とモニターで案内。天井には航空機と同じシートベルト着用サインもありました。
さらに船内放送で「シートベルトが締められているかどうか、確認させて頂きます。確認が終わらなければ出航しません」と案内され、係員が車内を巡回。船なのに航空機感がありました。
確認後はすぐに出航しました。貨客船の2倍の速度を発揮するだけあり、レインボーブリッジがすぐに過ぎ去ります。動き出して驚いたのは揺れが少ないこと。船体が浮遊する効果を実感しました。そして、大きなガスタービンのエンジン音にも驚かされます。
シートベルト着用サインが消えたので、船内を見て回りました。1階には自動販売機コーナーと、航空機のようなコンパクトなトイレ、2階にも同じトイレがあります。毛布の貸し出しも行っていました。
快調に東京湾を進んでいましたが、車内放送で「本日は海面状況が悪く、利島には寄港しません」との案内が流れます。筆者は利島で下船予定だったので、慌ててインターネットで運航状況を確認すると、途中の伊豆大島から東京に戻る便は全て満席でした。
日帰りの予定が、現地宿泊も覚悟する状況となってしまいました。乗組員に相談し、大島~熱海間の高速ジェット船を急遽ネット予約して、熱海に出ることにしました。予約時には東京湾を出ていましたが、大島到着までネットが使用できたのは幸いでした。
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