海自の「最新護衛艦」売って! いや“アタマだけ”売って! 政府が夢見た“輸出”に現実味 何がよかったのか?

日本の最新護衛艦の輸出、あるいは“頭頂部”だけ輸出に成功する可能性が高まっているようです。それぞれ何がメリットなのでしょうか。ただし“そのまま輸出”とならない可能性もあります。

“フネそのもの”も輸出なるか?

 11月にはインドと時をほぼ同じくして、ユニコーンを搭載するもがみ型が、オーストラリア海軍の新型水上艦艇の最終候補に選ばれたと複数メディアが報じています。

 オーストラリアは1990年代初頭から2000年代初頭にかけて、アンザック級フリゲート8隻を就役させましたが、1番艦「アンザック」は2024年5月に退役。残る7隻も老朽化により順次退役することから、後継する新型水上艦艇の導入に向けた作業を進めています。

 アンザック級後継には日本のほか、ドイツ、韓国、スペインが提案し、日本とドイツの提案が最終候補に残ったという推移のようです。11月25日にはオーストラリア国防省も正式に、日本とドイツのプランを選抜したと発表しました。

 しかし2024年9月2日付の読売新聞は、日本政府がオーストラリア政府に対して、もがみ型をベースとする水上戦闘艦艇の共同開発を提案したと報じています。このため、たとえ日本の提案が採用されたとしても、もがみ型をそのまま輸出するのではなく、もがみ型をベースとする新型水上戦闘艦艇を日豪両国が共同で開発し、オーストラリアで建造される可能性もなくはありません。

 この、もがみ型をベースとする新型水上戦闘艦とは、「FFM-AAW」のことを示すのではないかと筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。

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もがみ。ユニコーンの存在感は抜群だ(画像:海上自衛隊)。

 FFM-AAWは前に述べたFFMの派生型です。2023年11月7日から9日まで、オーストラリアのICYシドニーで開催された海洋防衛の総合イベント「INDO PACIFIC 2023」でも、防衛装備庁と三菱重工業が模型を展示していました。

 FFM-AAWはステルス性能を追及した船体の設計やユニコーンマストなど、もがみ型の特長は継承しつつも船体を大型化したものです。

【中身まる見え!?】これがインドが欲しがる「もがみのアタマの先っちょ」です(写真)

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