海自の「巨大艦」いよいよ建造!? 艦隊を支える「縁の下の力持ち」 ついに始まる世代交代
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新型補給艦の建造に向けた動きが本格化
防衛装備庁は2024年11月、海上自衛隊の新型補給艦に関する技術資料の募集要領を公表しました。今後、建造に向けた動きが本格化するとみられます。
海上自衛隊は現在、行動中の護衛艦に燃料や物資を補給する補給艦として、とわだ型3隻、ましゅう型2隻の計5隻を保有。すべて護衛艦隊の「第1海上補給隊」に集中配備しています。
防衛省は今年度予算に、新型補給艦の建造費として830億円(1隻分)を計上。あらゆる事態で護衛艦の任務を継続可能にするため、後方支援能力を強化した艦を建造する方針を示しています。
防衛装備庁は、新型補給艦の技術資料の公募に応募できる企業の条件として、「補給艦又は同程度の艦船の建造能力を有すること」「同型艦との装備品の標準化及び艤装の統一化を推進できること」「当該艦艇の建造に必要な設備を有すること」などを挙げています。
新型補給艦の基準排水量は1万4500トンで、とわだ型の8100トン、ましゅう型の1万3500トンより大型化する見込み。世界中で行動するアメリカ海軍の補給艦艇よりは小さいものの、海自では最大級になります。ましゅう型や、とわだ型と違って艦橋が船体前部にあり、アメリカ海軍が運用しているサプライ級高速戦闘支援艦に似たデザインになるようです。
定員は約100人で、1987年に登場した補給艦「とわだ」の約140人から省人化を図るとのこと。2028年度に就役し、これに伴い「とわだ」が除籍される予定となっています。
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