新幹線は「世界四バカ」 根強かった不要論
鉄道は「過去の文明の遺物」
昭和30年代、航空機や自動車の発展が予測され、最高速度が低く小回りもきかない鉄道は「過去の文明の遺物」という見方が世界中で広がっており、鉄道の高速化は時代錯誤、金を使うなら航空機などに使え、という意見に説得力があったのです。
当時の鉄道において、世界一速い列車は最高時速160km/h。200km/h以上で走る列車など、「夢の超特急」という新幹線に対する表現が物語るように、まさに夢物語でした。
また「新幹線の父」と呼ばれる国鉄総裁の十河信二、国鉄技師長の島秀雄らと、夏目漱石門下で紀行文シリーズ『阿房列車』で知られる小説家、内田百閒が座談会を開いた際、百閒は「そんなに速く走ってもしょうがない。それより少しお金はかかるかもしれないが、東京~大阪間ノンストップで24時間というのはどうか?」という発言をしています。
こうした世論があるなか、新幹線は誕生しました。
しかしその後、新幹線が航空機でも自動車でも不可能な「安全かつ安定して大量の人員を高速で輸送できる交通機関」として、日本の発展に果たした役割は言うまでもありません。
また新幹線の成功に刺激され世界に高速鉄道の開発機運が高まり、フランスの「TGV」やドイツの「ICE」などが誕生します。つまり現在、世界中で高速鉄道が活躍しているのは、もう先が無いと思われていた「鉄道」の新たな可能性を新幹線が示したからなのです。
「新幹線」は日本社会のみならず、「鉄道の歴史」そのものにおいても非常に意味のある金字塔を打ち建てました。「世界四バカ」と表現した阿川弘之は、のちに自分の考えは誤りだったと認めています。
阿川と新幹線のなれそめはこうした円満とは言いがたいものでしたが、両者の数奇な縁はその約30年後、再び交差することになります。
元総理の田中角栄は列島改造論を唱えて、日本の隅々迄に道路と鉄道を充実させる事を画いて居りました。
現在、地方との格差が問題に成って居ります。
ロッキード事件は、田中氏が米国の了解無しに中国と国交回復をした事に依る陰謀が囁かれても居りましたが、
以来、建設業出身の田中氏の構想は、公共工事 其の物をも目の敵にしてされ、縮小され続き、東日本大震災の復興にも必要な職人の不足を招き、大変な遅れを生じて居る始末です。。
田中氏の構想を進めて居れば、災害復興もそうだが地方との格差を是正する手段としても有効で有った筈です。
リニアの発展は、将来、地方にも普及され、地方格差の解消と日本の発展に繋がる、と確信して居ります。
今は、東海道新幹線が大成功であることを否定する人はいないけど、当時の知識人も印象だけで決め付けてたってことだね。
で、整備新幹線、リニアはどうか?
整備新幹線は北陸や九州を見れば大成功でしょう?
リニアは3大都市圏の一体化が図れるので、前例がないが、世界最大の経済圏が創出する可能性があるわけだし、化けるかもよ。
世の中には、印象だけで物事を判断する人が知識人を含め少なくないという典型例だけど、
そこに教訓を見出さない人は依然多いようだね。
いまのようなIT社会になると行かなくても会議はできる。どうしても行く必要があるなら飛行機で行けばよい。ただ空港は不便。やはり新幹線は駅が近いから便利だ。全国津々浦々が新幹線で結ばれたらいいのに。まだまだ飛行機しかない地域も多い。山陰は飛行機のみだから常にチケットが売り切れ。こういう地方こそ、新幹線をつくってほしい。
新しいものには懐疑的な人、反対派がいて当然なのかも。
蓋をあけたら失敗だったということもあるだろうし。
新幹線は結果としてよかった、という。
リニアモーターカーはどうなんだろう。振動や騒音、事故の危険も言われているけど。
交通が便利は何よりだけど、場合によっては今まで宿泊してたのが日帰りになり、ビジネスマンには慌ただしく旅館ホテル業界には打撃、なんてこともあるにはありますが。
90年代後半からは、日本人にとっては“宿泊施設=ネットカフェ”という節穴までいますからね。
(特に9割以上は…)
前から気になってたけど、一番早い車両が「のぞみ」はきにいらない。音速のこだまと光速の「ひかり」を超える早さだったら「うわさ」しかないでしょう。これ、50年前の「少年サンデー」に載ってたおふざけ記事だけど私は信じた。でも洒落がきいてていい名前だとおもうけどなあ。ヤマト言葉だし。
「のぞみ」は秀逸。中々超えられる名前ではない。
「こだま」「ひかり」「のぞみ」と組みになって益々秀逸。
この成功体験で将来を誤らないようにしたい。勝って兜の緒を。
32万人というのは全員が東京から大阪まで乗ったと仮定しての話でしょう。
現実的にはありえない話だけど、飛行機より格段に多くの人を運んでることは間違いないね。
東海道新幹線は料金の点を別にすれば、普通の列車なみに本数が多いから仕事で使うときはホント便利。
大和が無駄、あのね、無駄じゃないんだよ。道具は使い方。どんな切れない刃物でも砥げば良い
Primary&ShearWave。速度向上は技術進歩で容易いが、減速度の向上が伴って向上すべき時代に。走る&止まるで無く、止めるをベースに。カーブの緩い新幹線でもカーブは在る、車輪がレールから浮けば係数は0に成る。
あの当時は、今より何でも国家のやることにケチをつけたがる輩が多かったと思います。こういうことを、当時もマスコミが発信してたとすると、大体それと反対の事を行っておれば大丈夫ということが、分かります。
名前が気になります、60年に成るのに未だに、新幹線もう少しいい名前がないのかなー?
コメントを読む限り、阿川氏が発言した当時の日本の鉄道事情の説明が必要みたいね
当時を知らない上に記事に書いてある事すら読み取れないような人が勝手な批判をしているようだから
戦後10年ぐらい経っても現状維持が精一杯でまだ戦争中のままのようなガタガタの線路の上をボロボロの列車が走っていて、架線を張るワイヤーはボロボロのを継ぎ合わせたような惨状
幹線の一部で電気機関車も使われているけど基本的に都心も含め、さんざん酷使された蒸気機関車が必死に煤煙を上げながら走り回っている
電車といえば床下でモーターが猛烈な唸りと振動を上げてガタガタと走っていて座席はただの板張りで車両間に幌もないから隣の車両で渡れるような代物でもない
控えめに言っても今のスマートなイメージとはほど遠い、碌に復興も出来ていないボロボロの惨状を何とか現状維持しているような状況で、
これを毎日目にしていた所に「時速200キロの世界一速い特急電車を!」とぶち上げられても、
「その前にやることがあるだろ!」と思うのも当然だと思うな
北海道だけつくらない訳にもいくまい。赤字はJR全体で補うしかないだろう。
それよりも、世界のどこにも例がなく、大きな赤字が想定されているリニア新幹線は全くの無駄だと思うのだが。今からでも遅くない、やめることだ。もっとももっと大きな国にリニアの技術を売るのなら別と思うのだが。
戦前、日本にも新幹線構想はあったが、ことごとく軍部につぶされてきた。
しかし、中国において、日本の新幹線が実現した。満州鉄道の「あじあ号」だ。
スピードは、先進国のなかでは平凡なものだった。
しかし、戦後の日本の新幹線構想には、良い前身とはなったと思う。
同時に、「あじあ号」は、日本のアジア侵略のシンボル的な存在でもあった。
新幹線の開通によって東海道線は激減 電車が停まらない駅がたくさんできました。東名高速のインターもそうだが、駅のある地域は栄え無い地域は廃れる。危機感を感じた沿線の住人がネガティブキャンペーンを行った可能性もあり、当時から利便性そのものは認識していて先見の明がなかったわけではないような気もします。ただ、東京から名古屋や大阪に飛ぶ航空機は無駄なので廃止すべきです。ほんのわずかの分刻み利用客のために飛ばすメリットが無い。無くても困らない人がほとんどなので、盆正月GWだけ飛ばすべきでしょう。
そんなに斜に構えて生きるのが辛くない?
今より自虐史観に染まりきった左巻きが多かったからね。
会社の先輩に鉄道マニアがいました。お子さんが3人いて、上の子は”ひかり”君、次男は”こだま”君、三男は”のぞみ”君でしたが、驚いたのは三男が産まれた時にはまだ新幹線のぞみ号は登場していなかったのです。先見の明があったというのか、単なる偶然なのか?
ちょいちょい、記事を最後まで読まずに批判してる人って何なんだろうか?
批判がしたいだけで、内容すっからんかでビックリする。
いやいやいや…
そもそも羽田~中部便はごく僅かしかないんすけど
で、伊丹便が無駄っていくらなんでも暴論では?
・伊丹直行便の無い各地の空港からの乗り継ぎ
(直行便があっても本数が少ない場合はやはり羽田乗り継ぎが有用)
・アクセスの手間を鑑みれば所要時間は大差無いとはいえ、客室内でじっとしている時間が長い新幹線を避け飛行機を選ぶ人もそれなりにいる
・マイル獲得
・複数の交通手段維持
大和型戦艦って、日本史上初の「量産型」戦艦で、前型の長門や陸奥より安いし、
でかい船を量産と規格化で安く作る技術 が戦後日本の造船を支えた。
まあ、結局4艦量産はせず、途中で打ち止めだったけどね。
別に新幹線がなくてもそれなりに社会は機能していたのではと思います。スピードアップすれば確かに短時間で多くの事が進みますが、結局それが前提になって更にスピードアップを求められ・・・のくり返し。それが進行するのが遅いか早いかの違いでしょう?ある意味人類はカゴの中のハムスターと一緒で自分で同じ場所を勝手に早く走ってるだけ苦しんで自分の首絞めているような気もします。
東京から名古屋に行く飛行機は存在しません。
調べてから書き込んだ方がよろしいかと…
近年、復活しております。
大手二社がそれぞれ二往復で運航してます。
東海道新幹線も首都圏五方面の輸送力増強も無駄にはならなかったけれど、同時期に造り続けられていた単線非電化路線の中には、その後に廃止になつたものもあるね。
結局は、利用者のニーズに合わせられたかどうかがその後の運命を決めている。
大和を建造するに当たり進歩した技術が戦後我々にもたらしたものは余りにも大きい
新幹線も同様に世界初の高速鉄道を実現するにあたり急発展した数々の技術が
戦後日本を牽引したのは紛れもない事実
世界初の超伝導リニアが日本の産業界にもたらすものも間違いなく巨大なものとなろう
こういう国家プロジェクトを目先の採算でしか捉えられないのは愚か者の戯言だ