トンネル照明、なんで一部“消えてる”の? ライトの数が明らかに少ないトンネルも増加中!?
トンネルを走っていると、照明がところどころ消えていることがあります。それどころか、最近できたトンネルでは照明の数そのものも減っているようです。
球切れじゃない! わざと消しているワケ
一般道や高速道路のトンネル内では、天井に照明器具が連続して設置されていますが、よく見ると、ところどころ消灯していることがあります。なかには点灯しているのが3つに1つほどだったり、消えているランプのほうが多いと感じたりするケースも。
実はこれは、球切れではなく、わざとです。以前、NEXCO中日本は、「トンネル内の照明をところどころ消して、外の明るさと近くなるように調整している」と話していました。
これは、暗いトンネルから急に明るい外へ出たときに、目がくらんでまぶしく感じることのないよう、ドライバーの目の順応に配慮するための工夫だといいます。
一般的にトンネルの照明は入口の方が明るく、内部に進むにつれて暗くなるように設定されています。特に晴天時など、屋外が明るいときほど、トンネル入口の照明も明るくして、明るさの変化が緩やかになるようにしているとのことです。外の天気や時間帯によっても、明るさは調整されています。
ただ、最新のトンネルではさらに変化が。照明の数自体が少なく、しかも灯具も小さくなっているのです。
たとえば2026年3月14日に愛知県で開通する「三遠南信道」の鳳来峡IC~東栄IC間にある最長のトンネル「三遠池場坂トンネル」(3566m)では、中間部の照明の設置間隔は数十メートルに一つというほどで、しかも一般的な四角い照明の半分ほどの面積しかない横長のものが見られました。
三遠南信道の2012年に開通した区間(浜松いなさJCT-鳳来峡IC)のトンネルと比較しても、明らかに照明の数が少なく“スカスカ”な印象を持ちました。
取材を案内してくれた浜松河川国道事務所に「トンネル照明ってこんなに少なくていいんですか」と聞くと、「LEDの照明具が普及したので、昔ほど多く照明を設置しなくても、所定の路面輝度を満たせるようになっています」とのこと。
もっとも、トンネル断面の半分より下の壁面は光を白く塗られているほか、舗装も白っぽいコンクリート舗装なので光が反射しやすいのもあってか、確かに十分明るい印象でした。




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