豪華寝台特急「カシオペア」 長期運休続く

JR東日本が誇る豪華寝台特急「カシオペア」の運休が続いています。しかし、災害やトラブルがあったわけではありません。なぜ看板列車が運転されないのでしょうか。

「カシオペア」空白の2ヶ月間

 東京・上野と北海道・札幌駅を結ぶ豪華寝台特急「カシオペア」。全車両がグリーン車に相当するA寝台で、堂車やラウンジカーも備えるJR東日本の看板列車に現在、運休が続いています。2014年10月1日に札幌発上野行きが走って以降、寝台特急「カシオペア」は12月18日の上野発札幌行きでまで、2ヶ月以上も運転されません。

 JR東日本のシンボルになっている豪華寝台特急が、なぜこのように長期間走らないのでしょうか。災害路線が不通になっていたり、車両が故障しているわけではありません。

検査のため大宮総合車両センターに入場した「カシオペア」用のE26系客車(写真左)。

「カシオペア」が長期運休している最大の理由は、その列車に使用するE26系客車の検査を行う必要があるからです。鉄道車両も自動車の「車検」のように定期検査を実施する必要があり、E26系客車は2014年10月16日と17日、鉄道車両の大規模なメンテナンスが可能な大宮総合車両センター(埼玉県さいたま市)へ送られました。そのためしばらく「カシオペア」は運転できないというわけです。

 多くの場合は、検査でその車両を長期間使えなくなっても運休せずに済むよう、車両数に余裕を持たせてあります。しかしこのE26系客車は「カシオペア」という特殊な列車専用の車両で1編成しかないため、検査時にはこのように列車運休となります。

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