“超音速機ゼロ状態”南米の大国 中古購入したF-16を大幅強化へ! 最新鋭型に近い性能になる!?
アルゼンチン国防省はデンマークから購入したF-16戦闘機の電子戦システムを近代化する方針を明らかにしました。
「国防の衰退は過去のもの」と強調
アルゼンチン国防省は2025年6月25日、デンマークから購入したF-16戦闘機の電子戦システムを近代化する方針を明らかにしました。

近代化作業は、デンマークの防衛・航空宇宙関連企業であるテルマ社が担当し、契約は同国を訪問したルイス・ペトリ国防相が締結しました。
ペトリ国防相は「これらの戦闘機はアルゼンチン空軍のニーズに合わせて調整され、飛行可能な状態に仕上げられる予定です」と述べています。電子戦システムの改良には、ソフトウェアおよびハードウェアの更新、ミッション計画ツール、地上支援装備などが含まれる見込みです。
アルゼンチン空軍は2015年にダッソー「ミラージュIII」を退役させて以来、約10年間超音速機を保有していませんでしたが、2024年3月27日にデンマークからF-16を24機購入する意向書に署名し、この問題の解消が期待されています。
中古で購入するF-16はブロック15型相当のかなり古い機体ですが、「アルゼンチン空軍のニーズに合わせて調整する」としています。詳細は明かされていませんが、最新の「F-16V(ブロック70)」に近い最新センサーやミッションシステム、電子戦能力を備えた仕様に近代化を進めることを目指しているようです。
改修を終えた24機は12月に到着予定で、ペトリ国防相は「国防の衰退は過去のものです」と強調し、「我々は現代的で装備の整った軍隊と共に国家の再建を始めています。現在と未来の課題に対応するためです」と現政権の取り組みをアピールしました。
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