ハイテクの結晶「新幹線」に光る職人芸 山形新幹線

実はアグレッシブな山形新幹線

 ちなみに山形新幹線はもうひとつ、塗装について「新幹線初」のタイトルを持っています。

 1992(平成4)年7月1日に開業した山形新幹線。その初代車両である400系は、シルバーを基調にしたシャープなデザインで登場しました。現在でこそ新幹線車両はカラフルになりましたが、この400系が登場するまで新幹線の営業用車両は白(クリーム)をベースに青か緑というデザインしかありませんでした。つまり山形新幹線は、白ベース以外のデザインを初採用した新幹線でもあるのです。

 また山形新幹線は、新幹線から在来線に直通する初めての「ミニ新幹線」でもありますし、途中駅で切り離し(連結)を行って別の目的地へ向かうシステムを導入した初の新幹線でもあります。また2014年7月には、新幹線どころか日本の鉄道で初となる足湯付き車両「とれいゆ」がデビュー。なかなかにアグレッシブな路線かもしれません。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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