北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所
来春の北陸新幹線金沢延伸で盛り上がるなか、ちょっと怖い鉄道の「名所」が消えていきます。そのショッキングな風景を動画で撮影してきました。
毎日暴風に見舞われる駅
いよいよ来春に迫った北陸新幹線の金沢延伸。2014年11月1日には長野、新潟、富山、石川県の知事が集まり「北陸新幹線沿線知事サミット」が開催されるなど、その日に向けて期待が高まっています。
しかしその裏で、ある「名所」が消えていきます。新潟県十日町市にある北越急行の美佐島駅です。
美佐島駅は全長約10kmの赤倉トンネル内に存在。この赤倉トンネルは線路がひと組しかない単線で、断面が狭くなっています。また北越急行を走る特急「はくたか」は、最高速度160km/hで在来線最速です。そうした断面の狭い赤倉トンネルに「はくたか」のような高速列車が突入すると、はたしてどうなるでしょうか。
この場合、トンネル内部に猛烈な風が発生します。つまりトンネル内にある美佐島駅は、非常に危険なのです。
そのため同駅のホームは頑丈なステンレスの扉で仕切られており、停車列車が到着したとき以外、ホームに入れないようになっている、のですが、それでも「はくたか」が高速で通過したときの様子が恐ろしいとして、鉄道ファンのあいだで有名だったりします。
はくたかが廃止になる前に、一回は行ってみたかった。快速の通過はどうなんでしょう。
いや、戦慄でしょ?
通過前から通過後の音を初めてこの十分な長さの動画で聞くことができました。あと思ったのですが
>そしてホームの扉が開いているときは、階段の扉は逆に閉まるようになっています。
これは「逆に」ではなく「念のため」とした方がわかりやすいのではないでしょうか。結果として逆の締まり方になると思うのですが、理由は逆ではありませんので。