北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所
美佐島駅に鳴り響く不安な旋律
「はくたか」が美佐島駅に接近すると、トンネル内の気圧変動で「サー」という音が聞こえ出します。動画の冒頭に聞こえる音です。ノイズではありません。列車通過後にその音が消え、静かになっているのと比べれば分かりやすいと思います。
そしてチャイムが鳴り、「まもなく下り電車が高速で通過します。危ないですからホームに出ないでください。下り電車が高速で通過します。ご注意下さい」というアナウンス。くり返される「高速で通過します」に、どれだけスゴイのだろうかと期待と不安が入り交じるそのときです。次に響く警報音がまた「緊急地震速報」のように、聞くからに不安になる音階。子供なら泣き出しそうな、この心理的圧迫感。わざと不安にさせているようにしか思えません。実際、そうなのですけれども。
落ち着かない警報音と、くり返される「まもなく高速で電車が通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないでください」の声。そして轟音と共に特急「はくたか」が通過すると、扉の隙間から空気が漏れる「ピューーーーーーーー」という音が列車通過後、およそ1分も鳴り止みませんでした。
はくたかが廃止になる前に、一回は行ってみたかった。快速の通過はどうなんでしょう。
いや、戦慄でしょ?
通過前から通過後の音を初めてこの十分な長さの動画で聞くことができました。あと思ったのですが
>そしてホームの扉が開いているときは、階段の扉は逆に閉まるようになっています。
これは「逆に」ではなく「念のため」とした方がわかりやすいのではないでしょうか。結果として逆の締まり方になると思うのですが、理由は逆ではありませんので。