知事選で高まる気運 リニアモーターを使った沖縄の「普通鉄道」建設構想とは

沖縄県にはリニアモーターを使う「普通鉄道」の建設構想が存在。2014年11月16日に投開票される同県知事選挙でも各候補が何らかの形での鉄道建設を公約にするなど、同地で新鉄道誕生の気運が高まっています。沖縄県の「普通鉄道構想」とはどんなものなのでしょうか。

沖縄県の「普通鉄道構想」とは

 沖縄県は2013年3月、普通鉄道の建設構想を発表しました。その内容を解説します。

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沖縄県が2013年に発表した普通鉄道計画の路線図(資料:沖縄県)。

 建設区間は、沖縄県が「本島における南北方向の骨格をなす軸」とする那覇(空港)~沖縄~名護間。所要時間は次の通りで、那覇空港~名護間は58分で結ばれるとしています。

那覇空港~(5分)~県庁前~(19分)~沖縄~(34分)~名護

 現在、那覇空港国内線ターミナルから名護バスターミナルまで、111番の高速バスで約1時間45分必要ですから、それが半分近くになり、渋滞の心配も無用。輸送力もバスは1両に50人程度しか乗れませんが、この普通鉄道構想では4両編成でおよそ280人の定員があります。

 路線の長さは約69kmで、うち70%が地下・地上のトンネルです。運行本数について、通常時は那覇空港~沖縄間が5本/時、沖縄~名護間が3本/時。ピーク時はそれぞれ12本/時、4本/時が想定されています。

 運賃は、20kmまでがゆいレールと同等、20km以上はJR九州と同等のものが考えられており、県庁前~沖縄間(19.9km)は360円、県庁前~うるま具志川間(27.9km)は540円、県庁前~名護間(64.0km)は1250円との例が挙げられています。現在、那覇バスターミナル~名護バスターミナル間は1900円なので、所要時間が半分近くになったうえ、3割以上安くなる計算です。

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