「駅弁大将軍」は「米澤牛焼肉重松川辨當」に決定 創業116年、秘伝のタレが武器 定番駅弁もランクイン

2015年1月15日、JR東日本は「駅弁味の陣2014」の結果を発表しました。「駅弁大将軍」に輝いたのは、松川弁当店(山形県米沢市)の「米澤牛焼肉重松川辨當」。そのポイントはどこにあったのか、製造元に尋ねてみました。またこのイベントでは全部で10の賞があり、有名な定番駅弁もランクインしています。

「駅弁大将軍」の武器は「上質な牛肉」と116年前からの「秘伝のタレ」

 JR東日本では2014年10月1日から11月30日まで、60種類のなかから東日本の駅弁最高峰をアンケート投票で選ぶ「駅弁味の陣2014」を開催。2015年1月15日、その結果が発表されました(記事中の駅弁価格はすべて税込)。

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「駅弁大将軍」に輝いた松川弁当店の「米澤牛焼肉重松川辨當」。116年前の創業時を彷彿させる掛け紙にもこだわったという(画像:JR東日本)。

 アンケート投票で総合評価がもっとも高かった「駅弁大将軍」に輝いたのは、松川弁当店(山形県米沢市)の「米澤牛焼肉重松川辨當」(1600円)。焼肉、肉団子という2種類の形で米沢牛の味を楽しめる駅弁で、「久しぶりに駅弁を食べたが、肉がおいしくて感動した」「初めての米沢牛にはまりそう」「米沢牛のうまさを引き立たせるあんと赤カブの酸味がマッチし美味しかった」といった声がアンケートで寄せられたそうです。

 今回「駅弁大将軍」になったことについて、松川弁当店の高橋さんは「今年はなんとか『大将軍』を受賞したかった。一同でがんばろうと、誠実に日々作った結果だと思います」とコメント。前回の「駅弁味の陣2013」で松川弁当店は、「米沢牛炭火焼特上カルビ弁当」が「味覚賞」という、味の評価がもっとも高かった駅弁に与えられる賞を獲得していますが、「駅弁大将軍」は逃しています。

 また松川弁当店の高橋さんはこの駅弁について「米沢牛は融点が低く脂が人の体温で溶け、甘く柔らかい」「米沢牛のブランド力を借りたおかげ」としたうえで、「116年前に創業した当時から受け継がれる、くどくならないよう、飽きがこないよう工夫した秘伝のタレがポイント」と語ってくれました。米沢駅構内や東京駅の駅弁屋「祭」などで購入できるそうです。

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