機内食で明石焼きを実現 ポイントはとろみ ピーチ

すでにお好み焼き(モダン焼き)やたこ焼きを機内食で扱っているLCCのピーチが3月1日から、新たに明石焼きの提供を始めます。ただ明石焼きといえば、ダシにつけて食べるもの。急に揺れることもある飛行機で、どのようにしてそれを実現したのでしょうか。

お好み焼き(モダン焼き)、たこ焼きに続き

 関西空港を拠点にし、まもなく就航3周年を迎えるLCC(格安航空会社)のピーチで、コナモンも3種類そろうことになりました。

 ピーチでは2013年9月から老舗「千房」のお好み焼き(モダン焼き)が、2014年6月からは「大阪出るとき連れてって~♪」のCMで知られる「たこ昌」のたこ焼きが機内販売で提供されていましたが、そこへ2015年3月1日から、新たに「たこ昌」の明石焼きが登場するのです。

 さてそこで気になるのは、ダシです。明石焼きは液体のダシにつけて食べるもの。一般的な店舗のようにお椀でダシを提供するのは、急に揺れることもある飛行機では大変なことになるかもしれません。

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とろみのあるダシが、最初から一緒の容器へ入っている機内食の明石焼き(2015年2月26日、恵 知仁撮影)。

 そこで「たこ昌」が出した答えは、ダシにとろみをつけることでした。しかしダシに片栗粉などを入れてみたところ、味に影響が出てしまったり、なかなか成功しなかったといいます。そして吉野葛やゼラチンなども試された結果、上手くダシにとろみだけを付けてくれるものを発見。最終的に6か月にも及ぶ開発期間を経て、完成させたそうです。はたして何を使ったのでしょうか。気になるところですけれども、そこはいわゆる「企業秘密」でした。ちなみにダシは、京風のカツオダシです。

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