リアル「きかんしゃトーマス」、目配りもリアル

2014年から大井川鐵道で運行が始まった「きかんしゃトーマス」。リアルな姿などから人気を集めていますが、その「目配り」もリアルなことに注目です。

「トーマス」はなぜホームを見るのか?

「トーマス」が始発の新金谷駅を出る前、目は右のホーム側を向いています。そして発車時にまっすぐ前を向き、途中の家山駅で今度は左側へ向けられます。その後、列車が通過する大井川の鉄橋付近で、左側が列車の撮影・見学スポットになっているからです。

 そして終点の千頭駅でも、目は左のホーム側を向いています。「ホーム側を向いている」ということは、すなわち、そこに立って「トーマス」と記念撮影する人のほうを見ている、ということです。

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上が始発の新金谷駅、下が終着の千頭駅。「トーマス」の目の向きが違う(2015年6月4日、恵 知仁撮影)。

 大井川鐵道の広報、山本さんによると運行当初、目はまっすぐ前を向いていただけといいます。しかし「もっと喜んでもらうために」と運転士からアイディアが出され、そうするようになったとのこと。本物の「トーマス」だったら、確かに目線をそのようにしそうです。

 ちなみに目の向きは、顔の下に見えるレバーで変えます。

「“黒子”が見えているような状態なので、理想をいえば、運転台から変えたいんですけどね……」(大井川鐵道、山本さん)

 予算などの関係から、そうなっているそうです。

 ちなみに大井川鐵道では今年から、「トーマス」に加え新たに「ジェームス」の運行もスタート。予約で一度満席になってもキャンセルの発生があり、多くの日で二次募集を行う見込みといいます。また予約できなくともその運行日、新金谷駅や千頭駅で「トーマス」に会えるそうです。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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