電車のきっぷをQRコード化 そのメリットは

QRコードをきっぷに使う4つの理由

 QRコードをきっぷに使うことに、どんなメリットがあるのでしょうか。北九州モノレールによると、以下の4点が導入理由といいます。

・ICカードと同じく、乗車券を改札機にタッチするだけなのでスムーズな通行が可能。
・磁気改札機で発生していた「券づまり・きっぷの取り忘れ・きっぷの取り間違い」などがない。
・改札機に搬送部がないことで、磁気券に比べて機器のメンテナンス代が軽減できる。
・きっぷの裏面に磁気加工をしないため、リサイクルがしやすくなる。

 北九州モノレールではQR券の導入と合わせて、ICカード乗車券「monoSUGOCA」を導入。乗車券はすべてQR券かICカードになります。つまり、自動改札へ接触させるタイプだけになるため、従来の磁気券で必要だった自動改札へのきっぷ投入、取り出し口へのきっぷ搬送に関わるトラブルの解消、メンテナンスコストの軽減が実現できるわけです。

 また磁気券は情報を磁気で記録するため、裏面に鉄粉などが塗られており、普通の紙のようにリサイクルできません。しかしQR券はその必要がないため、リサイクルしやすいのです。

 日本国内ではスカイレール(広島市、2013年導入)、ゆいレール(那覇市、2014年導入)でもQR券とICカードの乗車システムが使用されてるほか、2027年の中央新幹線開業に向け試験が行われている山梨リニア実験線では、QRコードを使って乗車するシステムが採用されています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

1件のコメント

  1. 「QRコードをきっぷに使う最大のメリット」は、何と言っても「予約・座席指定が必要な列車の予約記録を電子化できる(eチケット化)」なのですが、(同一事業者では)長距離列車と市内・近郊列車の運賃体系が分離されていない日本においては、それを実現するのは難しいものがあるのでしょうね。