「オスプレイ」頭上に“光の輪” その正体は?

自衛隊も導入する予定のV-22「オスプレイ」。その上に“光の輪”が出現し、まるでイルミネーションのようになることがあります。なぜ、そうなるのでしょうか。在日米海兵隊に聞きました。

左右にひとつずつできる“光の輪”

 日本の自衛隊にも導入される予定の垂直離着陸機V-22「オスプレイ」。夜になると、機体の上に“光の輪”が出現することがあります。

Large 150627 osprey 01
V-22「オスプレイ」は機体の左右にあるローター(回転翼)を使い、上昇・推進する(写真出典:アメリカ海軍)。

 ちょっとしたイルミネーションのようですが、なぜそうなっているのでしょうか。

「安全対策として機能します」(在日米海兵隊)

 回転するローターブレードの端を光らせることによって、たとえば低照度時に編隊飛行する際など、ほかの機体を認識するのに役立ち、安全に飛行させる助けになるとのこと。「航空機の内と外、両方の人や設備に対する安全性は最も重要な事項です」と、「オスプレイ」を運用している在日米海兵隊は話します。

 ちなみに、このライトは主に夜間や暗い場所で使用され、色はグリーンのみだそうです。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。