高速の暫定2車線は要再考 効果的な東九州道の確定2車線

地方の高速道路では「暫定2車線」がよく見られます。しかし東九州道には「確定2車線」で建設された区間があり、「暫定」より大きな効果を発揮していました。

150kmPAなしが“合理的”な東九州道

 もうひとつ、東九州道で驚くべきは、PAの少なさでした。新直轄区間にはもちろん皆無で、前後の東九州道や延岡道路にも極めて少なく、結果、なんと150km(大分松岡PA~川南PA間)ものPA空白区間ができてしまったのです。

 新直轄区間は料金無料のため、ひと休みしたい場合はインターを降りて道の駅などに立ち寄ってもらえばいいという、これまた驚くほど合理的な手法が採られているのですが、降りてまで休憩するという文化は日本人にはなく、結局私は別府湾SAから川南PAまで、180kmをノンストップで走ることになりました。

 地方の高速道路では長区間ガソリンスタンドがないことが話題になりますが、東九州道の場合、ガソリンスタンドどころかPA自体が150kmないのです。ガソリンスタンドについては、別府湾SAから宮崎道の霧島SAまで280km空白なので、真剣に注意が必要です。

 鉄道と違って高速道路は、極めて画一的なのが普通ですが、東九州道はある意味非常にユニークな、停車駅も駅弁?もない「超ローカル特急」なのでした。

【了】

Writer:

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で、首都高研究家/交通ジャーナリストとして活動中。

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