開業した90年前をイメージ 「ノスタルジック731」運行 叡山電鉄
叡山電鉄が9月27日から、90年前の叡山本線開業時に走った車両をイメージした「ノスタルジック731」の運行を開始します。
大正14年当時の緑一色塗装
京都市の叡山電鉄は2015年9月24日(木)、90年前に叡山本線が開業した当時の車両をイメージした「ノスタルジック731」を、9月27日(日)から運行すると発表しました。
「ノスタルジック731」として運行する700系車両は、車体を緑一色で塗装し、車内装飾は木目が基調とされています。これは、1925(大正14)年の開業当時に運行していたデナ1形をイメージしたデザインです。
運行初日は、13時から八瀬比叡山口駅で開業90周年記念式典を開催。その終了後に「ノスタルジック731」車内を開放して車両展示を行ったのち、15時13分発の出町柳行きとして、その運行が開始される予定です。
この「ノスタルジック731」について叡山電鉄は、「今後、通常運行はもとよりイベント列車や貸切列車、撮影などのあらゆるシーンで活躍を期待」しているといいます。
叡山電鉄の叡山本線は90年前の1925年、出町柳~八瀬(現・八瀬比叡山口)間5.6kmの全線が開業。また八瀬比叡山口駅から先、比叡山の山頂方面へ運行されている京福電気鉄道の叡山ケーブル(鋼索線)も同年に開業しており、叡電・京福の両社は今年3月21日から「叡山本線・鋼索線開業90周年事業」を行っています。
ちなみに叡山電鉄は現在、京阪電鉄の子会社ですが、1985(昭和60)年から1991(平成3)年までは京福電気鉄道の子会社でした。
【了】
コメント