モンキーバンド、ウォッシュラック 哨戒ヘリから見た非日常の観艦式

自衛隊の観艦式、上空から眺めると、いったいどんな風景が広がっているのでしょうか。海自の哨戒ヘリSH-60K「シーホーク」に搭乗。その視点から見えた “非日常世界”をお伝えします。

臀部から「モンキーバンド」をのばして

 観艦式が行われる相模湾までは、横須賀など東京湾の港を出航した艦艇ならば3~4時間はたっぷり掛かりますが、SH-60K「シーホーク」は館山航空基地からわずか10分で到着。空撮を行うため機体右側のカーゴドアを開け、我々メディアはその前に座り込みます。

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左から観閲部隊、受閲部隊、観閲付属部隊。観閲部隊の先頭から2隻目が旗艦「くらま」。受閲部隊においては、海上自衛隊最大の艦艇である空母「いずも」の巨体が目を引く(2015年10月、関 賢太郎撮影)。

 高度100~1000フィート(30~300m)、速度50~100ノット(90~180km/h)で飛行中でしたが、全く恐怖心は感じませんでした。

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イージス艦「あたご」を先頭に観艦式海域へ進入する受閲部隊。総勢23隻からなり、写真にある艦で全てではない(2015年10月、関 賢太郎撮影)。

 どこまでも広がる青く美しい海と空、そして海上自衛隊の大艦隊が征くその様は、まさに胸をふるわせる光景であり、その強い感動が押し寄せるなかにあっては、恐怖心を感じる余裕などなかったのかもしれません。

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命綱「モンキーバンド」を装着した乗員。動きが非常に制限されるが、機内自体それほど広くないので問題はない(2015年10月、関 賢太郎撮影)。

 もちろん命綱は装着します。この命綱は通称「モンキーバンド」と呼称されるもので、臀部から尻尾のように紐がのび、機内天井のフックと接続されています。もし誤って機外へ落下しても、宙づりで“本当に怖い思い”をするだけで済んだことでしょう。

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