なぜ進まない? 鉄道貨物へのモーダルシフト 改善目指すある通達

鉄道で運んでほしい荷物がない?

 実は、多くの荷主が鉄道を選ばない理由ははっきりしています。それは「運んでほしい荷物がない」からです。

 国が2011(平成23)年に荷主を対象として行ったアンケートでは、トラックで輸送している1億6700万トンのうち、鉄道輸送に切り替える可能性がある荷物は、わずか0.23%の38万トンにとどまりました。

 鉄道を利用する際の課題としては、小ロの輸送に適していないことや、急な出荷量の増減に対応できないこと、トラックに比べて輸送コストが高いことなどが多く挙げられています。

 小口の輸送や急な出荷量の増減への対応については現在、国の検討会でシステム構築を検討中。刻々と変わる大小さまざまなニーズを把握し、貨物列車の空き状況とタイムリーにマッチングする仕組みをつくろうというものです。

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「次世代型モーダルシフト」の事業例(画像出典:国土交通省)。

「次世代型モーダルシフト」と呼ばれる、新たな鉄道輸送の活用法も模索されています。国が2015年度の補助事業に採択した事業では、鉄道が空で回送する保冷コンテナを活用し、トラックの代わりに常温の荷物を輸送。また別の事業では、空の海上コンテナをトラックで貨物駅まで運び、鉄道輸送にその海上コンテナを活用します。いずれも、鉄道をトラックや船舶とうまく組み合わせて輸送効率を高め、コストを下げるのが狙いです。

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コメント

4件のコメント

  1. そもそも鉄道だけで輸送が完結するのは駅構内に通運事業者が物流拠点を構えている場合。
    コンテナにせよフィーダーサービスがトラックであり、両端のトラック輸送費がかかる以上はトラックでの一貫輸送の方が安く効率が上がる。

    また、JRコンテナを上海や釜山まで持ち込み輸送しているが、このように手間がかかり、それぞれに運賃が発生している。
    荷送元→(トラック)→海外の港→(フェリー)→日本の港→(トラック)→駅→(鉄道)→駅→(トラック)→荷送先
    また、鉄道貨物は船舶より早いが積み替えの時間があり最終的には1日早いか程度の話になってしまう。
    海運コンテナであれば東京港なりに直接入る為中間のコストが低減されている。
    鉄道経由でも海運と同レベルの運賃にならなければ鉄道へのシフトは無理だと思う。
    もし国内船舶輸送のように5トン積10~12フィートクラスのコンテナがあったら鉄道コンテナ自体なくなっていたかもしれない。

  2. 貨物駅でコンテナからトラックに荷物を移し替える作業を考えれば、これほど無駄な事はない。
    荷物を積んだトラック自体をそのまま貨車として搭載するか、トラックの荷台を貨車に搭載するとか出ないと。
    貨物用コンテナでは、配達に不便だし。
    国鉄民営化に向けて貨物支線が次々と廃しされた為、現時点では鉄道とトラックのアクセスポイントが激減して基本、経済的に成り立たなくなってますから。

  3. いっそうトラック事、貨物にのせるようにするとか、それなら長距離分のガソリンや人権費も過労死も事故も排気ガスも減る。さらにターミナルを作った会社は鉄道輸送費だけ払えばよく安くできる気がする。また旅客の在来線が減少して、観光列車が増える訳だから、時間によっては在来線の普通と貨物くっつける列車も作ってもいいと思うし。貨物に車のせることも。

  4. 企業の在庫費用削減や輸送コスト削減の為、細かく納入時間が決められているし、少量多品種を効率的に運ばないといけない現在、鉄道では対応できないですよね。
    貨物列車を有効にするには、直接関東と関西をトラックで直行できない様に法改正するしか無いでしょう。
    でも現実的では無いですよね。
    又は、軽油引取税を大増税するとか・・・・でもこれもねぇ