東名の渋滞緩和へ 新東名、2月13日に御殿場~豊田東つながる

延伸により所要時間は60分の大幅短縮も

 御殿場JCT~豊田JCT間は、東名経由では約220km、所要時間180分程度(※1)ですが、新東名経由では約200km、所要時間120分程度(※2)と、およそ60分もの所要時間短縮になると同社は試算。そして“ダブルネットワーク”の形成により渋滞が大幅に減少するほか、事故などの通行止め時における代替路にできるため、定時性の確保にも繋がるとしています。

「ダブルネットワークの形成により定時性が確保され、夜間以外の時間帯でも長距離幹線輸送が可能となり、大都市間の当日配送が実現され、配送のスピードアップが期待されます」(NEXCO中日本)

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約200kmにわたり形成される“ダブルネットワーク”(画像出典:NEXCO中日本)。

 現在、東名の三ヶ日JCT~豊田JCT間では年間600回もの渋滞が発生していますが、今回の新東名延伸によって交通の分散が図られ、大幅な渋滞緩和と交通事故減少という効果も望めるそうです。

 またNEXCO中日本は今回の開通により、工場用地・工業団地といった企業立地の促進、奥三河地域への日帰り観光圏拡大といった“沿線地域の活性化”も期待されるほか、道路の多重化によって大規模災害時には早期復旧へ貢献できるとしています。

※1 「平成22年度道路交通センサス混雑時平均旅行速度」による。
※2 規制速度で算出。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. 先日初めて新東名の西側延長区間を走行しました。快適で、この延長により岡崎蒲郡の東名での渋滞が解消されたことを率直に喜びたいと思いますが、この西側延長区間の道路のスペックに、疑問を感じました。
    1.路側帯部分の狭さ
    2.トンネルの(一部を除く)異様な狭さ
    3.橋梁の狭さ
    です。新東名の既存部分は、トンネルなども非乗用車通行帯とかなり幅広い路側帯があり、ストレスを感じない構造でしたが、なぜこの延長部分は、こんなにもお粗末なのでしょうか?