初日の出を2度拝むフライト そのカラクリを体験

初日の出を日本本土の地上どこよりも早く、しかも2回も見られるフライトがあります。2016年1月1日、その便に搭乗してカラクリを、身をもって体験してきました。

日本本土の地上、そのどこよりも早く

 2016年1月1日(金)、離島を除いた平地で初日の出が日本一早く昇るのは、千葉県銚子市の犬吠埼で6時46分、標高3776mの富士山山頂では6時42分でした(日本気象協会の資料による)。

 しかしそれよりも早い時間に、関東地方で初日の出を楽しむことができました。

 JAL(日本航空)はこの日、「2016 初日の出・初富士フライト」を実施。そのJL2811便・藤岡機長は成田空港を朝の6時に離陸して20分ほどしたのち、機内放送で次のように話しました。

「館山市(千葉県)上空に到着し、旋回中です。高度8000mでは6時30分頃に初日の出が昇る見込みです」

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JL2811便から眺める、日本本土の地上どの場所よりも早い2016年の初日の出(2016年1月1日、恵 知仁撮影)。

 その時刻頃から機体の右側、東の空が目に見えて明るくなり、数分後、日の光がまばゆく機内へと差し込み始めます。水平線に雲が多かったため予定時刻より遅れましたが、このボーイング777-300ERに搭乗していた約230人は今年2016年、日本本土でもっとも早い時間帯にご来光を拝んだ人になりました。

 ちなみに、日本の地上で初日の出が最も早い場所は日本最東端の南鳥島で5時27分ですが、一般人は通常、そこへ行くことができません。

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1件のコメント

  1. 4分で4000m降りるとはかなりの降下率