本物のSLで夜汽車の雰囲気を SLナイトトレイン、門デフ機で運行 大鐡
大井川鐡道が本物のSLを使い、「夜汽車」の雰囲気を楽しめる列車を走らせます。けん引するSLが、鉄道ファンのあいだで話題という「門デフ」を装備しているのも特徴です。
途中駅で乗客限定の撮影会も
静岡県内を走る大井川鐵道が2016年1月23日(土)と2月13日(土)、本物の蒸気機関車による「夜汽車」の雰囲気を楽しめるイベント「SLナイトトレイン」を実施します。
運転区間は新金谷~千頭。両日ともに新金谷駅を16時25分頃出発し、千頭駅へ到着後に乗客限定の撮影会を実施。そののち新金谷駅へ21時10分頃到着するという行程です。大井川鐡道によると、「ふだん、営業列車では走らない時間の設定です。めったに見ることのできない夕暮れから夜間のかけてのSL列車の写真を撮ることができます」とのこと。
また蒸気機関車の先頭部両脇には、煙突から出る煙をスムーズに上空へ導くために、「除煙板(デフレクタ)」という部品が取り付けられていることがあります。
この「SLナイトトレイン」をけん引するのは、この除煙板が期間限定で「門デフ仕様(九州仕様)」にされ、鉄道ファンのあいだで話題になっているというC11型190号機が予定されています。
また編成には、荷物合造車(半分が客室で半分が荷物室になっている車両)であるオハニ36形が連結され、荷物室内の見学も可能です。
乗車は予約制で、参加費は交通費・夕食・保険代を含めて大人1万500円、子ども8500円。1月23日(土)運転分は1月14日(木)の9時から、2月13日(土)運転分は1月28日(木)9時から電話で予約が可能です(先着順)。
大井川鐡道では「SLの蒸気暖房とあいまって時間の進み方を忘れるようなひとときがお楽しみいただけます」としています。
【了】
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