「不死身の攻撃機」A-10 繰り返される再評価 今回もイスラム国で
幾度もよみがえるノロマなA-10
A-10は冷戦時代、ソ連軍に対抗する「タンクキラー(戦車殺し)」として生まれ、1972(昭和47)年に初飛行しました。
しかし実戦配備と同時に、巡航速度560km/hのA-10は「遅すぎて敵の対空火器に対して無力ではないのか?」という弱点が指摘されはじめます。そして最大38mm厚のチタニウム装甲を有し、小口径の銃弾には極めて強い構造を持つA-10ですが、破壊力に勝る地対空ミサイルに対しては十分とはいえないものでした。
「現代戦で生き残ることができないノロマなA-10に価値はあるのか?」
その懸念は、1991(平成3)年の湾岸戦争で現実のものとなりました。イラク最精鋭の大統領親衛隊に対し攻撃を行った2機のA-10が、わずか数分のうちに2機とも撃墜されてしまったのです。以降、A-10が大統領親衛隊に対する攻撃へ投入されることはなくなりました。
一方でA-10は、対空火器をそれほど有していない部隊に対しては、その破壊力を存分に発揮します。湾岸戦争では戦車・装甲車両を1000両、そのほかの車両を2000両、火砲も1200門破壊するという大戦果をあげ、その能力を証明してみせました。A-10は防空能力の低い敵を相手にするほど、その強さを発揮したのです(ただしこの公式戦果は、過大評価であったことが明らかになっています)。
これと時を同じくしてソ連が崩壊。大国同士が戦争に突入する危険性が、ほぼなくなります。
そして2001年以降、A-10は対テロ戦争に投入されます。テロ組織は十分な地対空ミサイルを持たない場合が多く、まさにA-10にとっては格好の相手でした。ISISなどは、まさにその代表格です。
サンダーボルト。復活は現場からの要求です。これは対地攻撃専用で訓練された専門家が専門の爆撃機装置を使い接近して攻撃する。代わりのプランがだめで、遠くからのスタンドオフ。爆撃機には、簡単な対地攻撃のもので射撃手も訓練不足で慣れてない。敵味方識別装置がダメだという。爆撃場所近くの人への誤爆が多く不満が出ていた。サンダーボルト復活の理由。直線で回避もでき正確な爆撃機。これが理由。
なにしろ、第二次大戦でのドイツのスツーカ急降下爆撃機のエースパイロットであった、ハンス ウルリッヒ ルーデル元大佐が開発に加わった、名機。はっきりいって、今後も元も必要とされる機体だろう。このような機体は、第二次大戦時から必要とされた機種。またとにかく彼の成績がすごい。以下は公式記録なので、実際の戦果は、もっと大きいだろうともいわれている。
戦績[編集]
出撃回数 2530回(内、Fw190FやFw190D-9での出撃が430回ある)
被撃墜回数 30回
戦闘による負傷 5回
ソ連軍によってかけられた賞金10万ルーブル(現在の日本円にして、およそ5000万~1億円)
戦果
戦車 519輌(この数は戦車部隊一個軍団を撃滅したのに相当する)
装甲車・トラック 800台以上
火砲(100mm口径以上) 150門以上
装甲列車 4両
戦艦 1隻(マラート)(ルーデルの爆撃によって2番主砲塔より前部(一番主砲塔・艦橋・一番煙突含む)を失い大破着底。マラートはこの後も残った砲を用いて戦闘に参加するも、ドイツ軍地上部隊からの砲撃もあって1942年末までにすべての主砲を下ろし半ば放棄されている。終戦後数年を経て浮揚・修理された)
嚮導駆逐艦 1隻
駆逐艦 1隻
上陸用舟艇 70隻以上
航空機 9機(戦闘機 2、爆撃機 5、その他 2。9機のうち1機はJu87G型の37mm砲によって撃墜されたものである)
なんで空軍?陸軍で運用すればいいのに
制空も阻止攻撃もできないCAS専任機が故に地上軍と一体運用するしかない
だから陸軍の作戦機ではないが陸軍掩護に掛かりっきりとなる論ですか?
これってどっかの有識者さんのツイート丸パクリですよね?筆者さんは了承得てますか?
Wikipediaに書いた文パクってくれたのも、ここのりものニュースじゃなかったかな?
それはともかく。陸軍航空隊って米軍に昔々なかったっけ?今もヘリ運用してるんだから、そんな感じにしても良いように思う
劣化ウラン弾さえ使わなければ傷の無い最高の機体なのになぁ
航空機これくしょんでは、A10ちゃんだけ、改造が何度もできそうな予感!
アパッチじゃダメなんですか?
湾岸戦争当時、砂漠の砂塵でヘリの稼働率が思ったよりも上がらなかったのに対し、単純なつくりのA-10は予想以上の稼働率だった事が再評価の原因です。ついでにアパッチより速いし積載量もありますよ。