「不死身の攻撃機」A-10 繰り返される再評価 今回もイスラム国で
不器用さが逆に愛され、信頼されるA-10
そしてA-10は現在、全機に対し性能向上が施され、リンク16デジタルデータリンクへの対応、夜間攻撃を可能とするスナイパー照準ポッドの搭載、GPS誘導爆弾の運用能力、さらにエンジンの換装や寿命の延長が行われ、現代的で極めて強力な攻撃機「A-10C」へと生まれ変わっています。
ですがA-10は空中戦もできなければ、敵国の中枢部を爆撃するような作戦もできません。ただ近接航空支援を実施するためだけに存在する攻撃機です。
しかしこのA-10の「不器用さ」が、陸軍から大きな信頼を勝ち得る元になっています。陸軍にとってみれば“空軍の戦闘機”とは、いつ自分たちと関係の無い作戦へと飛び去ってしまうかもわからない「いけ好かないヤツ」ですが、A-10は近接航空支援しかできません。それゆえA-10は、最後まで自分たちの頭上を離れず支援してくれる「頼りになるヤツ」だと知っているからです。
陸軍が「ウォートホッグ」を愛してやまないからこそ、空軍はこれを手放せないでいるのです。
【了】
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
サンダーボルト。復活は現場からの要求です。これは対地攻撃専用で訓練された専門家が専門の爆撃機装置を使い接近して攻撃する。代わりのプランがだめで、遠くからのスタンドオフ。爆撃機には、簡単な対地攻撃のもので射撃手も訓練不足で慣れてない。敵味方識別装置がダメだという。爆撃場所近くの人への誤爆が多く不満が出ていた。サンダーボルト復活の理由。直線で回避もでき正確な爆撃機。これが理由。
なにしろ、第二次大戦でのドイツのスツーカ急降下爆撃機のエースパイロットであった、ハンス ウルリッヒ ルーデル元大佐が開発に加わった、名機。はっきりいって、今後も元も必要とされる機体だろう。このような機体は、第二次大戦時から必要とされた機種。またとにかく彼の成績がすごい。以下は公式記録なので、実際の戦果は、もっと大きいだろうともいわれている。
戦績[編集]
出撃回数 2530回(内、Fw190FやFw190D-9での出撃が430回ある)
被撃墜回数 30回
戦闘による負傷 5回
ソ連軍によってかけられた賞金10万ルーブル(現在の日本円にして、およそ5000万~1億円)
戦果
戦車 519輌(この数は戦車部隊一個軍団を撃滅したのに相当する)
装甲車・トラック 800台以上
火砲(100mm口径以上) 150門以上
装甲列車 4両
戦艦 1隻(マラート)(ルーデルの爆撃によって2番主砲塔より前部(一番主砲塔・艦橋・一番煙突含む)を失い大破着底。マラートはこの後も残った砲を用いて戦闘に参加するも、ドイツ軍地上部隊からの砲撃もあって1942年末までにすべての主砲を下ろし半ば放棄されている。終戦後数年を経て浮揚・修理された)
嚮導駆逐艦 1隻
駆逐艦 1隻
上陸用舟艇 70隻以上
航空機 9機(戦闘機 2、爆撃機 5、その他 2。9機のうち1機はJu87G型の37mm砲によって撃墜されたものである)
なんで空軍?陸軍で運用すればいいのに
制空も阻止攻撃もできないCAS専任機が故に地上軍と一体運用するしかない
だから陸軍の作戦機ではないが陸軍掩護に掛かりっきりとなる論ですか?
これってどっかの有識者さんのツイート丸パクリですよね?筆者さんは了承得てますか?
Wikipediaに書いた文パクってくれたのも、ここのりものニュースじゃなかったかな?
それはともかく。陸軍航空隊って米軍に昔々なかったっけ?今もヘリ運用してるんだから、そんな感じにしても良いように思う
劣化ウラン弾さえ使わなければ傷の無い最高の機体なのになぁ
航空機これくしょんでは、A10ちゃんだけ、改造が何度もできそうな予感!
アパッチじゃダメなんですか?
湾岸戦争当時、砂漠の砂塵でヘリの稼働率が思ったよりも上がらなかったのに対し、単純なつくりのA-10は予想以上の稼働率だった事が再評価の原因です。ついでにアパッチより速いし積載量もありますよ。