成田空港への最短路「北千葉道路」に“新IC”追加へ 渋滞緩和に効く!? 都市計画変更でどう便利に
千葉県は2024年12月13日、第201回千葉県都市計画審議会を開催。国道464号「北千葉道路」の整備中区間に、新たなICを追加する一部変更案が原案通り可決されました。
北千葉道路の「新IC」可決!
千葉県は2024年12月13日、第201回千葉県都市計画審議会を開催。国道464号「北千葉道路」の整備中区間に、新たなICを追加する一部変更案が原案通り可決されました。
北千葉道路は外環道から東へ、千葉ニュータウンを貫き“東京方面-成田空港の最短路”となる高規格道路です。現在は、千葉ニュータウンを貫く北総線・成田スカイアクセス線に沿う約30kmの区間が開通済で、成田市街に近い同市押畑(押畑IC)が終点となっています。
さらに成田空港方面へと延伸する“最終区間”の工事も進んでいますが、この途中に追加のICが整備されます。
追加ICは県道「成田下総線」(大室街道)との交差部に、東京方面の入口・出口が設けられます。大室街道自体は決して広い道ではありませんが、成田地区と下総地区(圏央道下総IC付近)をつなぐ主要道です。
現在の終点である押畑ICからは東へ1.3kmほどしか離れていません。しかし、北千葉道路へのアクセスポイントが増えることで、周辺渋滞の緩和にも期待がかかります。
この南側に並行する市街地の目抜き通り、国道408号「空港通り」は、北千葉道路を目指し押畑ICに向かうクルマの流れができているうえ、1.3km区間のあいだには「イオンモール成田」をはじめとした大型商業施設が林立しており、渋滞が慢性化しています。新ICは、その区間を避けて北千葉道路へのアクセスを可能とするのです。
もっとも、新ICから東へ約1kmの国道51号にもICが設けられる計画ですが、成田市街と北千葉道路とのアクセスは3つのICで棲み分けが図られるかもしれません。
成田空港方面への延伸事業は徐々に構造物もできてきていますが、開通の見込み時期はまだ示されていません。
コメント