「空母が空飛べば最強なんじゃ…」超大国アメリカ作りました←大失敗!「珍兵器」扱いの理由とは?

高高度を半永久的に無着陸で周回飛行し、膨大な艦載機で敵を圧倒する空中空母。創作物にはよくある設定ですが、現実でもそれを試みようとした時期がありました。

実は戦前には飛行船を活用したことも

 SFなど創作物の世界では、核融合などをエネルギー源とし、長時間着陸をしないで地球上を飛び回って、航空機の発着艦や簡易的な修理を行う「空中空母」なる兵器が出てくることがあります。これらは、おおむね巨大飛行船か超大型輸送機をベースにしていることがありますが、実は飛行船を利用した複数機の離発艦が可能な空中空母は過去に作られたことがあります。

Large 20250104 01

拡大画像

230915_ee_02.jpg,アメリカ海軍が一時期運用した空中空母、「アクロン号」(画像:アメリカ海軍)。

 空を飛ぶ飛行船に、航空機を搭載してみようという発想は意外と古く、今から100年以上前、飛行機が誕生して間もない第一次世界大戦の頃までさかのぼることができます。

 この時期、敵国であるドイツやオーストリアよりも戦いを優位に進めるべく、イギリス空軍は、通常の飛行機の燃料では侵入できない距離に戦闘機を飛ばそうと、軍用飛行船に吊り下げて発進させたことがあります。

 第一次大戦が終了すると、まず艦艇から航空機を飛ばす航空母艦(空母)が登場しましたが、アメリカ海軍では、同じようなコンセプトで空中から発進させる可能性も模索するようになります。そのとき、目を付けたのが、アルミニウムなどの軽金属の外皮を被せた硬式飛行船でした。

 そして硬式飛行船に格納庫を設置し、そこに戦闘機を搭載できるように発展させます。こうして生まれたのが1931(昭和6)年に初飛行した「アクロン号」でした。このような構造ゆえに、「アクロン号」は世界で初めて「空中空母」と呼ばれるまでに至ります。さらに1933(昭和8)年には、姉妹船の「メイコン号」も初飛行しました。

【マンガみたい…】これが、飛行船型の空中空母に着艦する戦闘機です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号