死亡事故率40倍 高速での逆走「2020年ゼロ」へロードマップ発表 国交省
国土交通省が、高速道路の逆走ゼロに向けたロードマップを発表。「分かりやすい看板」といったものから最新技術を用いた対策まで、さまざまな方法が検討されています。
2日に1件発生する高速の逆走
「2020年までの高速道路における逆走事故ゼロ」を目指している国土交通省は2016年3月29日(火)、「高速道路での今後の逆走対策に関するロードマップ」を発表しました。
同省によると、高速道路での逆走は年間およそ200件、おおむね2日に1件の割合で発生。7割は65歳以上の高齢者で、5割はインターチェンジやジャンクションで起きています。
事故になるのはそのうち2割(約40件)。そして、死傷事故に至る割合は約4倍、死亡事故は約40倍と、悲惨な結果になる割合が通常の事故と比較して高いのが特徴です。
そこで高速道路会社は、国土交通省や警察庁と連携して対策に着手。2014年度には、逆走が多発している33カ所でラバーポールを設置するといった物理的対策、大きな矢印やカラー舗装などで進路を強調する視覚的対策を行い、一定の効果が確認されました。
しかし、免許保有者に占める高齢者の増加や認知症問題の顕在化、そして故意の逆走などに対しては、道路側だけの対策だと限界があるといいます。
逆走防止のためのトラップを設置出来ないもんでしょうか? 本線上に逆方向に流出路を設置し、逆走時あたかもそちらが本線であるかのようにギミックを設けて誘導する。サービスエリアの本線からの入口にはアメリカのレンタカーブースにあるような反対方向から入ろとするとタイヤがロックされてしまう装置とか。現在発表されている対策は、間違えを自ら認識させる仕組みで、正しいと「思い込んでいる」認知症の方には効果が無いと思います。