「なぜ80年近く前の戦車が!?」南米国家の新戦車納入式典に“異質な車両”がチラ見え
実は新型の戦車も原型は70年代製。
実は新型戦車の方も原型は古いがさらに古いのが…
アルゼンチン陸軍は2024年12月22日、TAM(アルゼンチン中戦車)の改良版であるTAM 2CA2の第一陣が納入されたと発表しました。
引き渡しの式典は、12月20日に軍事工廠(しょう)総局で開催。近代化改修を終えた最初の10両が、ブエノスアイレス州マグダレナを拠点とする第8騎兵連隊に納入されました。
輸送直後の様子はアルゼンチン陸軍の公式Xにも投稿されており、輸送に使われたカーキャリアーに載せられたTAM 2CA2がズラリと並んでいる様子が映し出されています。
さらに、投稿された動画の最後の部分には、第二次世界大戦でアメリカ軍をはじめとした連合軍が使用していたM4「シャーマン」中戦車も映っており、「そのシャーマンは?」と聞くリポストも確認できました。
アルゼンチン国防省によると、このM4「シャーマン」は1949年に納入が開始され、1970年代に近代改修を施した車両のようです。
ただ、さすがに改良した車両も1990年代半ばには全て退役しており、今回TAM 2CA2と一緒に映っていた車両は、第8騎兵連隊が式典用に保存しているものです。
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