元祖「空飛ぶクルマ」、万博で出るヤツよりよっぽど”クルマ”だった件 「しかもちゃんと走れます」 驚愕の全貌 デビューは70年以上前
大阪・関西万博で商用運航に間に合わないと報じられ話題となった「空飛ぶクルマ」。世界で初めて実用化されたとされるモデルのデビューは70年以上前に遡ります。この機の仕様は、かなり「自動車寄り」のものでした。
実際飛べた! しかもけっこう長く!
この「テイラー・エアロカー」は、地上走行と飛行の両方に対応し、自動車モードから飛行機モードへの切り替えは15分ほどで可能だったとのこと。
離着陸は固定翼機のように滑走を必要するものの、最終号機の場合、地上走行時の最高速度は96km/h、飛行時の最高巡航速度は224km/hで、高度3600mを巡航し、800kmの航続距離をもっていたそうです。
ちなみに、現在の「空飛ぶクルマ」のなかにも、自動車のようなルックスをもち、地上走行・飛行の両方に対応できるよう開発されているモデルも存在します。
アメリカのスタートアップAlef Aeronautics社が開発を進めているこの機体は、キャビンを除くボンネットからドア上部、トランクにかけてボディ上面全体がグリルのようなシースルー構造になっています。飛行する際は、車体の角度を変え、ボンネットとトランクの部分を“翼”として使用。車体内部には、推進力を生むプロペラが入っており、それを回すことで空中を前進するとしています。2024年には3200件以上の予約注文を獲得したとのことで、大量生産契約も締結されています。
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