「改良すべき踏切道」58カ所を指定 危険・渋滞の解消促す 国交省

国土交通省が全国58カ所を改良すべき踏切道に指定しました。対象となった踏切道では、当面の対策を含め具体的な検討が行われます。

京王線は25カ所が「改良すべき」に

 国土交通省は2016年4月12日(火)、今国会で改正された踏切道改良促進法に基づき、全国58カ所を改良すべき踏切道として初めて指定しました。

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渋滞や事故の原因になることがある鉄道の踏切(2008年3月、恵 知仁撮影。写真の踏切は今回指定された箇所とは異なります)。

 3月31日(木)に成立し、翌4月1日(金)に施行された踏切道改良促進法では、危険であったり渋滞の原因となる踏切道を国土交通大臣が指定し、道路や鉄道をはじめとした関係者が具体的な対策を検討するとしています。

 今回は鉄道会社別に見ると、京王電鉄が25カ所(いずれも世田谷区または杉並区)で最も多く、次いでJR九州が6カ所の指定を受けました。これらの踏切道では、2015年度から関係者間で改良に向けた協議が行われてきており、今後は、立体交差化などだけでなく、当面の対策などについても検討されることになります。

 また、今回指定を受けなかった問題を抱えるほかの踏切についても、国交省にて引き続き指定に向けた準備作業を進めていくそうです。

【了】

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