東武のSL列車用に車掌車や転車台などが集結 2017年復活運転へ
東武鉄道が、2017年夏の運行開始を目指しているSL列車の概要を発表。全国の鉄道各社から機関車や客車などが集まります。
客車はJR四国から東武に譲渡
東武鉄道は2016年4月21日(木)、2017年夏の復活運転を目指し準備を進めているSL列車の車両と施設の概要を発表しました。
列車は「SL+車掌車+客車3両+ディーゼル機関車」という編成で運行。SL(C11形207号機)はJR北海道から借り受けるほか、車掌車「ヨ8634」はJR貨物、「ヨ8709」はJR西日本、客車(14系・12系)6両はJR四国、ディーゼル機関車(DE10形1099号機)はJR東日本からそれぞれ譲渡されます。
SLの向きを変える転車台もJR西日本が東武鉄道に譲渡。長門市駅(山口県長門市)から下今市駅(栃木県日光市)に、三次駅(広島県三次市)から鬼怒川温泉駅(栃木県日光市)にそれぞれ転車台が移されます。
東武鉄道はSLを受け入れるにあたり、南栗橋車両管区に検修庫を新設するほか、発着拠点となる下今市駅を、かつてSLが走っていた時代を彷彿とさせる昭和レトロ感のある駅舎に改修します。
運転予定区間は東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間。片道12.4kmをおよそ35分かけて走る計画です。客席の座席定員数は約200席で、土休日を中心に年間最大140日程度(1日3往復程度)の運行を予定しています。
今後の予定は、6月頃にJR貨物とJR西日本から車掌車、8月頃にJR北海道からSL、9月頃にJR四国から客車、10月頃にJR西日本から転車台、12月頃にJR東日本からディーゼル機関車を順番に受け入れます。2017年4月頃には東武鬼怒川線で試運転を、夏頃に営業運転を開始する計画です。
【了】
C11はKATOでNゲージ化される予定なので楽しみですね。
千葉県内にも走らせて下さい。 子供たちと心から待っています。