サミット前に「不測の事態」での対応を全社員に教育 JR東海

伊勢志摩サミット開催地のエリアに路線を持つJR東海は、不測の事態に備え、対応能力・技術レベルの向上を図る教育を、全社員対象に実施します。

社員教育は翌年度以降も継続

 JR東海は2016年4月22日(金)、自然災害や不審事象など「不測の事態」に備え、社員の対応能力・技術レベルの向上を図るため、社員教育を実施すると発表しました。

 内容は、新幹線や在来線で不測の事態が発生した際に求められる具体的な対応についてです。緊急時に直ちに行うこととしては、列車の緊急停止手配や乗務員への通報、利用者の緊急避難誘導。乗務員と連携して行うこととしては、長時間停止時の車内換気や火災時の排煙、利用客の車外転落防止監視、避難誘導時の利用客の降車補助などです。

 およそ30分の解説音声付き動画を、同社の出向者を含む全社員が4月1日(金)から5月25日(水)までの期間に視聴。JR東海の路線が走っているエリアで5月26日(木)と27日(金)に開催される伊勢志摩サミットに備えます。

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不測の事態に対応する際、社員は腕章もしくは「救護シール」を着用する(画像出典:JR東海)。

 なお、この社員教育は翌2017年度以降も継続されます。また不測の事態に対応する際、社員は腕章もしくは社員であることを明示する「救護シール」を着用するとしています。

【了】

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