そのホテルで生き延びられますか? 海外「火事から身を守るホテル選び」術とは タイで日本人も犠牲になった“見た目キレイ”な建物

タイのバンコクでホテル火災が発生し、日本人も犠牲になりました。海外では日本よりはるかに、宿泊施設が火災リスクと隣り合わせの場合も。火事から身を守るホテルを選ぶうえで、事前にできることがあります。

そこは本当に「ホテル」ですか??

 ほか、ホテルの周辺環境がリスクをともなっているケースもあります。

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バンコクでは細い路地と高層の建物が隣り合わせの場合も(画像:PIXTA)。

 たとえばバンコクの中心部には世界中から集まるバイヤーを相手にした衣料品の卸売り市場がありますが、その市場に隣接した土地には超高層ホテルが立地しており、ホテルの低層階のショッピングモールにも衣料品を扱う店舗が多数入居しています。

 もちろん、こうした衣料品店街の上にホテルがあるという例は日本でもありうるでしょう。しかしバンコクでは、そうした衣料品店街で火を使う飲食店も軒を連ね、さらにはコンロを積んだ移動式の屋台も狭い通路を行き来しています。

こうした状況だけに、もしどこかで火災が起きれば、短時間で大きく延焼し、ホテルの宿泊客に大きな被害が出ることが考えられるのです。市街地中心部に立地するホテルを予約する際は、そうした周辺環境にも気を配るべきでしょう。

 また宿泊施設の種類、とりわけホテル予約サイトに名を連ねる「サービスアパート(コンドミニアム)」の存在にも注意が必要です。

 一部のサービスアパートは、ホテル同様のフロントがあり、長期宿泊者と短期宿泊者を管理しています。しかしなかにはオーナーが直接(もしくは仲介会社を通して)短期宿泊者に貸し出す「民泊」もあり、そうしたサービスアパートでは火災の際の避難誘導がきちんと行われるかどうか、不安があります。

 これらのサービスアパートの判別は容易ではありませんが、ホテル予約サイトで「同じホテル名、住所なのに、別々のホテルとして複数掲載されていること」などを手がかりに判断できることもあります。

 以上、万一の火災のリスクに備えた、バンコクでのホテル選びについてご案内しました。身の安全を守る旅行のためには、場所や設備、宿泊料金だけでなく、このように万一に備えて下調べし、不安に思える要素があれば候補から外すという選択の余地を残しておくことをおすすめします。

 そしてこうした着眼点は、バンコク以外のタイの都市、さらには新興国全般にも共通する部分があるはずです。

【逃げられないよ】これが「リスクの大きな立地のホテル」です(地図)

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