20年ぶりの復活にファン歓喜!? 新型「ホーネット」コスパ良すぎでしょ! 2025年の“台風の目”となるか?
ホンダの名車「ホーネット」の名が付いたバイクが、2025年1月23日に販売を開始します。このモデル、ホーネットの愛称を継承しているだけでなく、そのコスパの良さにも注目です。大型ストファイブームの起爆剤になるのでしょうか。
2025年は「ホーネット」が話題をさらうか?
ホーネットシリーズの初代モデルは、1996年発売の水冷直列4気筒250ccモデルで、チェーンのかわりにギア連結で駆動する「カムギアトレイン」を採用していたのが特徴です。
その後、600ccモデルや900ccモデルが発売され、2007年にいったん生産終了となりましたが、250ccモデルは中古市場では絶版車として、いまだ人気を博しています。
なお、2007年にはCB900Fホーネットの後継として新モデルのCB1000Rが海外で発売されましたが、ホーネットの名は付かず、当初は日本未発売でした。2017年のフルモデルチェンジ後、には日本でも販売されました。
ヨーロッパでは2023年にCB750ホーネットが発売され話題となり、日本での発売も期待されましたが、発売されたのは同系統のエンジンを搭載したミドルアドベンチャーの「XL750トランザルプ」のみで、CB750ホーネットは日本で発売されませんでした。その後、EICMA2024(ミラノショー)で2025年モデルが発表された際に、日本市場にも2025年に導入されることがアナウンスされました。これで1000と750の2種類のホーネットがラインナップされる事になります。
大型ネイキッドは昨今、カワサキ製のZ900RSに代表されるようなネオクラシック、いわゆる「ネオクラ」がブームでした。しかし、ホーネットの名を冠したバイクが久々に復活したことから、注目しているライダーも多いでしょう。
ネオクラとともに、最近の二輪市場ではストリートファイター、いわゆる「ストファイ」と呼ばれるデザインのモデルが各社から発売されるようになっています。
ストリートファイターは、レーサーレプリカモデルのカウルを外して、セパレートハンドルからバーハンドルに変更したスタイルで、独創的なデザインのヘッドライトを装備しており、ヨーロッパでは人気のジャンルの一つです。
ヤマハやスズキ、カワサキなど国内二輪メーカーは、大型ネイキッドのストファイモデルをリリースしていましたが、ホンダはラインナップにありませんでした。
CB1000ホーネットは、そんなホンダがようやく発売する本格的なストファイといえるでしょう。これによって国内バイクメーカーの大型ストファイモデルのラインナップが揃ったことになります。
2025年はCB1000ホーネットがストファイブームを牽引するのか、動向に要注目です。
Writer: 石津祐介(ライター/写真家)
専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。
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