敵知らずの激強戦闘機「F-15E」は現代のドローン戦でも通用するのか? デビューは“昭和”

F-15E「ストライクイーグル」は、“最強の戦闘機”のひとつとして知られています。ただ、現代戦はドローンによる攻撃がトレンドになりつつあります。F-15Eはこのような次世代戦に対応できるのでしょうか。

乗った人も「スゲェ…」と息巻く“空の目”

 航空機を投入したのは、イスラエルだけではなく、イギリス、アメリカ、ヨルダンも同様でした。

 たとえばアメリカ空軍は当初、作戦の内容を明らかにしませんでしたが、2024年11月12日にレイクンヒース基地で作戦に参加した隊員らを表彰する式典が行われた際、作戦の内容を発表しています。

 このときの情報によると、2024年4月13日から14日にかけ、F-15Eを用いた軍事作戦が実行されたとのこと。このとき出撃したF-15Eは、のべ14機であったこと、そのうち6機はスクランブル発進だったこと、それら米空軍のF-15Eによって80機以上の自爆型ドローンの破壊に成功したことなどが判明しています。

 なお、この軍事作戦を担った第48戦闘航空団第494飛行隊における標準的なF-15Eの兵装は、AIM-9「サイドワインダー」短射程空対空ミサイル4発、AIM-120「アムラーム」中射程空対空ミサイル2発に加え照準ポッドです。そうしたことから、今回の作戦においても同様な兵装で作戦に投入されたものと考えられています。

 また、出撃機の後席に搭乗した兵装システム士官(WSO)は、F-15EのAPG-82レーダーは信じられないほど多数の目標を映し出していたと証言しています。これは、多くの無人機や巡航ミサイルが飛行している環境下においても、F-15Eが多目標の捜索、識別、追尾が可能であったことを物語っており、今回イランが実施した集中攻撃においてもマルチロール機としての機能を遺憾なく発揮したということができるでしょう。

【写真】ちょいクラシック? これが「最強戦闘機」の操縦室です

Writer:

航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事

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