アメリカ空軍「不法移民」用の“強制送還便”を派遣へ トランプ大統領の非常事態宣言を受け
C-17とC-130を2機ずつ派遣へ。
対象者は約5400人!?
アメリカ国防総省は2025年1月23日、南部のメキシコ国境での国家非常事態宣言への対応として、空軍のC-17とC-130輸送機を使用し、移民を強制送還する計画があると、同国のメディアに発表しました。
この行動はドナルド・トランプ大統領の宣言した、国家非常事態宣言への対応として行われるものとのことで、1月26日頃までに南部国境に展開する1500人の現役兵に加え、移送に関わるC-17とC-130それぞれ2機のほか、航空機乗組員や整備士が加わることになるようです
強制送還の対象となるのは、サンディエゴとテキサス州エルパソ近郊で税関国境警備局に拘束された約5400人で、国土安全保障省の職員が機内での法執行を行う方式を取ります。
なお、このロバート・サレセス国防長官代理は今回措置を「ほんの始まりにすぎない」としており、今後も続けられる見通しです。
アメリカでは、合法移民とは別に正規の手続きを経ないいわゆる「不法移民」が労働者として流入しており、トランプ政権は、移民による犯罪防止と法律順守に重きを置き、強制送還に積極的に動いています。
ただ、不法移民と呼ばれる人たちが、建設業、飲食業、農業など幅広い分野で多く働いているのは事実で、経済的打撃も大きいとして、強制送還には慎重になるべきという声もあります。
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