「それ、ドローンにやらせよう!」 海上保安庁が火山調査に“国産ドローン”活用へ 性能確認のため実証実験を実施

これなら負担も軽減!

火山活動の調査などに活用

 海上保安庁は2025年1月27日、大型ドローンを用いた変色水の採水装置や火山灰等の採取装置の第2回実証試験を実施すると発表しました。

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西之島における火山活動の様子(画像:海上保安庁)。

 海上保安庁では、南方諸島や南西諸島の火山島や海底火山を対象として、定期的に航空機による監視・測量船による海底地形の調査を実施しています。そこで、この作業をより安全かつ効率的に行うため、変色水の採水や火山灰などの採取について、大型ドローンで実施できるか検証するとのこと。

 実証試験は2月4日(予備日2月3日)、浜松市の浜北滑空場で実施されます。使用されるのは、全長2.7m、幅0.7m、ローター径3.1mという比較的大きな、ヤマハ発動機製の回転翼型無人機「FAZER R G2」です。今回の試験は、機体に機器を装着後、離着陸、上昇、降下、旋回といった機体の基本性能確認し、採水装置および火山灰等採取装置の作動、機能確認を実施するとのこと。

 海上保安庁によると、同機の導入後は「南方諸島や南西諸島の火山島や海底火山等での使用を検討している」とのことです。

【実証成功ならこんな場所へ】海上保安庁が撮影した西之島における火山活動の様子を写真で(画像)

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