「つくばエクスプレス×道路“併用橋”」ついに実現へ 埼玉千葉茨城つなぐ「都市軸道路」最終区間“利根川の橋”架けます! 開通時期も判明

千葉県は2025年2月7日、「都市軸道路 利根川橋梁(仮称)新設事業」に関する公共事業事前評価自己評価調書を公表し、意見募集を開始しました。利根川の「新たな橋」の建設計画がついに動き出します。

開通は「18年後」そのワケは

 都市軸道路 利根川橋梁の全体事業費は約498億円。建設費(C)に対して得られる社会的便益(B)を試算した費用便益比(B/C)は「1.3」と試算され、便益がコストを上回ることから、「事業着手が妥当」と評価されました。

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左が常磐道、右がつくばエクスプレスの利根川橋梁。つくばエクスプレス側は開業時から道路を通すための準備工事がなされている(画像:PIXTA)。

 千葉県道路計画課によると、国庫補助事業の採択を受け、2025年度にも事業着手したい構えだといいます。

 なお、事業期間は「18年」つまり開通は「2043年」に設定されています。

 同課は「河川の中の区間の下部工はすでにできていますが、その前後の橋梁部分(取付部)は、何も無い状態からつくっていくため」、事業期間を18年に設定したと明かしました。取付部も真ん中に鉄道を挟む構成となるものの、下部工は鉄道とは別々になります。

 ちなみに、有料道路事業の導入などは予定されておらず、暫定2車線での開通までで18年の想定だそうです。

【概要】これが「道路版つくばエクスプレスの利根川橋梁」です(地図/画像)

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