東武線に「近未来的な新型車両」登場!既存の車両も“大改造”へ 野田線が激変!?

大宮駅と船橋駅を結ぶ東武アーバンパークライン(野田線)に、2013年登場の60000系に続く新型車両がデビューします。

子育て世代を意識した車両に

 東武鉄道は2025年2月10日、アーバンパークライン(野田線)に投入予定の新型車両80000系を南栗橋車両管区七光台支所(千葉県野田市)で報道公開しました。

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新型車両80000系(乗りものニュース編集部撮影)

 新型車両80000系は、野田線に残る8000系や10000系を置き換えるための車両で、これまでの6両編成から5両編成となることが特徴です。コロナ禍による利用減を踏まえ、1列車あたりの両数を減らすことで、列車本数の維持を図るねらいがあるといいます。

 2013年に導入された60000系に続く、野田線専用の新型車両80000系。車体側面は60000系と良く似ていますが、車内インテリアはかなり異なります。また、前面のデザインがエッジを際立たせた曲面形状に変更。大きく印象が変わり、近未来的なイメージとなっています。

 設計最高速度は120km/h、加速度2.23km/h/s、減速度(常用)3.7km/h/s、 減速度(非常)4.5km/h/s。加速度は旧型車両の8000系に合わせて設定されており、さらに向上させることも可能だといいます。

 これまでの車両から更なる省エネ化も図られ、新型の“同期リラクタンスモーター”を民鉄として採用した車両推進システムを搭載。車内には、小さな子どもや家族が快適に過ごせるよう、子供部屋をイメージした「たのしーと」が4号車に設けられました。

「たのしーと」が設定される車両は、車両側面に水玉模様の目印が施され、これが外観上の目印となります。小さな子供のほか、ベビーカーを利用する保護者が隣で座ることができる、余裕のあるスペースとなっています。

 なお、この「たのしーと」は今後、60000系車両にも順次、80000系と同じ4号車に設置されるとのこと。ただ、80000系とは設置場所が海側・山側で逆になるそうです。

 また、前面非常扉の窓を従来車より低くすることで、背が低い子どもでも前面展望を楽しむことが可能な構造となるなど、子育て世代を意識した設備が目立ちます。

【画像】新設備も!これが新型車両80000系の車内です

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