本格軽4WD「ジムニー」のライバル!「パジェロミニ」をご存じか “今こそ買い”の意外な理由とは?

新型「ジムニー ノマド」は受注を停止し、既存の「ジムニー」シリーズも相変わらず納期は長め。それなら、繋ぎに安価な中古車を買って一時的に乗ることも一考の価値がありそうです。かつてのライバル「パジェロミニ」などいかがでしょうか。

「ジムニー」より総じて程度良好!

 同様の価格帯の「ジムニー」は、林道やオフロードコースで酷使され、ボロボロになった個体が目立つのに対して、「パジェロミニ」は一般のユーザーが街乗り中心で使った個体がほとんどで、同年式の中古車で比べた場合、総じてコンディションが良好な車体が多いようです。

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1998年に新軽規格対応モデルとしてフルモデルチェンジを行った2代目「パジェロミニ」。2012年まで14年間も生産が続いた(画像:三菱自動車)。

 また、「ジムニー」ほどの本格的なオフロード性能は望めないにしても、「パジェロミニ」もフラットダートやちょっとした雪道くらいなら必要充分な走破性能を発揮するでしょう。

 考え方によっては、現行「ジムニー」は納期が極めて長いため、新車が届くまでのあいだの“繋ぎ”として、中古の「パジェロミニ」を安く手に入れ乗り回すのも一考の価値ありではないでしょうか。

 もちろん、納期が長く、新車ということで購入金額の負担の大きな「ジムニー」はすっぱり諦めて、コンディションの良い「パジェロミニ」の中古を安く手に入れ、浮いた予算を貯金したり、ほかのレジャーや趣味に使ったりという選択もアリでしょう。

 このように聞くと「そんな安価なクルマで大丈夫なの?」と疑問を持つ人も多いかもしれません。しかし、最近のクルマは信頼性や耐久性が向上したこともあり、適切なメンテナンスを受けたクルマなら軽自動車でも10年・10万km以上は問題なく走ります。

 選ぶ際に多少の目利きは必要になるかもしれませんが、しっかりした店で程度の良いクルマを選べばさほど不安はありません。

 ちなみに、2代目「パジェロミニ」は2008年10月以降、日産「キックス」としてOEM販売されていました。販売店こそ違うものの、性能は変わらないので、もし「パジェロミニ」を探しているのなら同車も検討すべきでしょう。

【どこが違う?】これが日産でOEM販売されていた「キックス」です(画像)

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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コメント

2件のコメント

  1. パジェロミニのエンジンは初代・二台目とも4A30で鋳鉄ブロック。故にエンジンの耐久性が高い。このあたりが、程度の良いタマが多い理由かも。JB232のK6Aは良いエンジンだけどアルミだから一度やらかすと直せないので。

  2. パジェロミニ、形はパジェロっぽいけど、車の成り立ち的な競合車種は、ジムニーじゃなくてkeiとテリオスキッド。

    パジェロミニで大丈夫な用途なら、今ならハスラー買ったほうが幸せになれそうです。

    って言うか過半数の人はジムニーよりハスラーのほうが向いてるけど、みんな見た目で選んでるだけだから……