激混み四日市“完全スルー”実現!? 「ネオ国道1号」延伸に続き「県道のナイス!な区間」が開通 「名阪国道まで行けるぞ…!」

三重県は2025年2月13日、四日市市内で整備を進めてきた主要地方道「四日市鈴鹿環状線(釆女北工区)」のバイパス工事が完成し、3月23日(日)に供用すると発表しました。

激混み「四日市市街」回避ルートが一応完成!?

 三重県は2025年2月13日、四日市市内で整備を進めてきた主要地方道「四日市鈴鹿環状線(釆女北工区)」のバイパス工事が完成し、3月23日(日)に供用すると発表しました。

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北勢バイパスの新たな終点、国道477号バイパス交点。四日市鈴鹿環状線の入口はここから写真右側へ500mほど(画像:北勢国道事務所)。

 この道路は、先行して3月16日に延伸開通する国道1号「北勢バイパス」と組み合わせると、慢性的に混雑している海側の2大幹線、国道23号や1号現道を避ける広域な迂回路になり得ます。

 四日市鈴鹿環状線は四日市市内の国道477号バイパス沿いにある「イオン四日市尾平店」の西側から南下。これまでは、四日市あすなろう鉄道の内部駅に近い波木南台の住宅街で途切れていましたが、今回0.9km延伸。内部川を「采女大橋」で渡り、川の南岸をゆく県道407号に接続します。

 県道407号からは国道1号現道(25号との重複区間)まで1kmほど。そのまま国道1号を亀山方面へ向かうと、奈良方面への無料高速「名阪国道」につながります。

 実は、前出したイオン四日市尾平店前の四日市鈴鹿環状線の入口は、北勢バイパスの新たな終点となる国道477号バイパス交差点から東隣の交差点です。その距離は500mほどしかありません。

 北勢バイパスはいずれ国道1号現道まで、さらに南へ延伸する予定ですが、まだまだ時間がかかります。それまで、何度か右左折が必要なものの、四日市鈴鹿環状線-国道1号のルートが有効に機能しそうです。位置的には国道1号現道と、将来の北勢バイパスの中間を南北につなぎます。

 四日市鈴鹿環状線は4車線区間も長く、今後、緊急輸送道路に指定される予定だそうです。今回の開通により交通分散による渋滞の緩和や、歩道付き道路の整備による安全性の向上が期待されるといいます。

※一部修正しました(2/15)

【こりゃいいルートだ!】「北勢バイパス+四日市鈴鹿環状線」つまりどうなる?(地図/写真)

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