「中国版ジャンボ・ジェット作ろうぜ計画」ついに始動!? どんな機体になりそう? 超大型機計画ブチ上げの意図とは

ついに来ましたね……。

「400席級の双発機」が有力か

 中国の旅客機メーカー「COMAC(中国商用飛機)」が新型機「C939」の初期設計に着手したと、海外メディアなどが報じました。複数の報道によると同モデルは「ジャンボ機」と呼ばれたボーイング747クラスの超大型機になる計画だとしています。

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COMACの「C929」イメージ。「C939」はこれよりさらに大型になる見込みだ(画像:COMAC)。

 具体的な仕様は明らかになっていないものの、C939は約400席クラスの双発機という見立てが有力です。また、大きさだけではなく、燃費効率などにも重点が置かれて設計されるとのこと。航続距離は1万kmを超え、長距離国際線への投入も可能です。

 COMACでは100席以下のリージョナルジェット「C909」、150~200席級でボーイング737やエアバスA320と競合する「C919」をすでに実用化させており、現在、より大型でボーイング787などと競合する250~300席級の「C929」の開発を進めています。C939を実用化させた場合、キャパシティの面ではジェット旅客機の小型~大型市場をほぼ同社製機でカバーできるようになります。

【写真】西側とはちと違う…? これが「中国製旅客機」機内です

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